食品スーパーのヤオコーが「日持ち保証販売」(ヤオコー社内では「花持ち保証販売」)をはじめてから3年になった。初年度は、新しく売り場ができる新店(6店舗)だけで、二年目からは原則的に全店舗(当初は76店舗)での展開になった。
その後は、POPや看板、デジタルサイネージを導入するなど、販売方法が改良されていった。調達面では、保証できる品種の花持ち試験などで苦戦をしていたが、思ったほどクレーム(0.1%以下)や廃棄ロスが出ることがなかった。それどころか、品質と品揃えが目に見えて改善されてきた。
その成果としては、このきびしい経済状態の中で、ほぼ全店舗が対前年比をクリアーできている。JFMAとの取り組みからはじまったプロジェクトだったのだが、その後は、農林水産省の支援もあった。、いまは全国の食品スーパーマーケットから注目を浴びる取り組みとなっている。
今年2月に、花持ち保証販売を主導してきた木村芳夫部長が、青果部門のチーフバイヤーに転出することになった。そして、後任には大島部長が花部に異動してきた。あらゆるプロジェクトには、不断の改善は必要である。
そこで、本日からは、ヤオコーの全店舗の売り場(インショップ)を観察することにした。新しい気付きを得るためである。午前9時半に、川越駅に集合するのは、JFMAの松島専務とわたし(小川)、ヤオコーからは、山崎バイヤー(トレーナー)と新任の大島部長の4人である。
わたしとしては、2か月くらいをかけて、全店の花売り場を観察したいと思っている。本日は、その初日である。山崎バイヤーの運転で、5店舗を視察する予定である。
結果の報告は、帰宅後に、この下のスペースに添付する。では、行ってきます!