バレンタインデーは、今年も雨にたたられてしまった。二年連続、天候には恵まれず、残念。昨年の雪よりはまだましだったが、それでも左手は傘でふさがれてしまう。売り上げの半分を失ってしまったような気持ちになる。朝方も小雨。以下は、フラワーバレンタインの個人レポートである。
フラワーバレンタインキャンパーンが初年度だった昨年は、イケメンのゼミ生ふたりを従えて、山手線を一周して花配りをして歩いた。移動中の電車の中でも、なるべく花束が目立つように、透明な袋に花を入れて電車に乗り込んだ。
花束の配布先の最後は、ヤオコーの本社がある川越駅だった。ヤオコーの山崎バイヤーが社内の女性たちを待たせてくれていた。
埼玉まで足を延ばした夕方の5時ころには、都心でも雪が降り始めていた。青山に戻って、最後は素敵なレストランで花束を渡して、雪の中で初年のフラワーバレンタインを終えた。
通算では、113人に花束を配ったことになる。最初の年だったので、イベント風に派手派手しくやってみた。それが、今年は一転して、カジュアルな個人イベントとして2月14日を過ごすことに決めていた。
今年度は、小田急ランドフローラさん(坂本社長)に、1500円の花束(本来は2000円の商品らしい)を20セットを用意していただいた。紫のトルコギキョウとピンクのカーネーション+グリーン、真ん中に赤いバラを一輪。制作担当の方が、ミディサイズのかわいらしいラウンドブーケに仕上げてくださっていた。
電話発注した商品は、午前中に大学院に到着したようだった。遅れて来て部屋に入ってみると、小田急ランドフローラのショッピングバッグに入った20本の花束が、おしゃれな包装紙に包んで置いてあった。そして、ミニブーケの根元は、赤いリボンで結んであった。
それを抱えて、順番にふだんお世話になっている女性たち20人に花束を渡して歩いた。
この花束は、「かわいい!」と皆さんから好評だった。
決して高額な花束ではない。でも、たくさんの女性たちに感謝の意を表すのだから、それでいいように思う。心がこもってさえいれば、それでよいのだ。
まずは大学院の事務室に寄って、ふだんから接触密度が高い4人の女性職員たちに花束を渡した。そして、研究室に戻って、秘書の福尾とアシスタントの青木にブーケをひとつずつ。大学院生の女性たち(花畑さんや斎藤さん)をさがしたが、近くには見当たらなかった。
そのあとは外に出て、いつもヘヤカットしてもらっている美容院の田谷(九段店)に移動。半澤さんと横山さんとアシスタントの子に3束、ブーケを手渡しした。横山さんは、お休みだったので、半澤さんにブーケを託した。女性客をカット中の半澤さんが、わたしが雨の中を帰るときに、店の玄関ドアの口までお見送りをしてくれた。
その足で、雨の中を麹町にあるJFMAの事務所に。早足なので歩いて10分。行く前に、和田さんに電話を入れて人数を確認してあった。津田さん(PMS)と松島さん(専務)もいらしたので、女性陣二人にはブーケをひとつずつ。
和田さんのお母さんにも花束をひとつ入れて、松島さんの奥さま(かなえさん)にも「奥さんに、ブーケを!」と手渡す。もらったわけでもない松島さんが、花束を見てうれしそうだった。
その後、帰宅する途中駅で、ランナー仲間の小林さんを捕まえた。改札口で、娘さんとお母様にも、おまけのブーケを贈った。
帰宅は8時になった。残りの二束を抱えて家に入った。最後は、かみさんに。そして、ご近所さんでお仲間の宍倉さんに、かみさんから電話をしてもらった。「いまから、主人が花束を抱えて、玄関まで行きますので、、、」
宍倉家は一軒置いて隣である。歩いて1分。玄関のチャイムを鳴らすか鳴らないかのタイミングで、ドアが開いた。わたしから、「ハッピーバレンタイン!」。宍倉ママからは、「まあ、ありがとうございます!」
雨の中、傘もささずに家に戻ると、「宍倉さんからお礼のメールが来てましたよ!いただいたブーケ、かわいいって」。自分ももらえたので、かみさんもうれしそうだった。
ハッピーバレンタイン。全国の花屋のみなさん、二年目のフラワーバレンタインの成果は、いかがでしたでしょうか?
今年も、ひとりの消費者として、花のプロモーションと売り上げに、少しばかりですが貢献させていただきました。
全国の生産者のみなさん、花市場や仲卸のみなさん、バレンタインのイベントにご協賛やご協力いただき、本当にありがとうございます。そして、来年もよろしくお願いします。