予想の通りに、横田基地のハーフは1時間50分台後半でゴールイン。気管支炎で、1月中は練習がほとんどできなかった。致し方のない結果である。手元時計で、1時間56分ジャスト。スタート前にトイレに並んで、最後尾からのスタートになった。ハンディが多いレースだった。
前回参加した時のように、フロストバイト・ハーフの部は、横田基地内を二周するものとばかり思っていた。実際には、滑走路の向こう側まで走っていって、また元に戻るような往復コースに代わっていた。コースの取り方によって、ずいぶんと走った時の印象がちがうものだ。
スタートから3~5分は、まったく身動きがとれなかった。3K地点までは「イモ洗い」の状態。さらに、5KM地点までは、追い越しで体力を消耗してしまった。これが最後のブレーキになるのは、知っていながら、いつものことだ。
最後方から走り始めたので、周囲のランナーがやたらに遅い。何度も、前を走っている人のシューズを踏んづけてしまった。「ごめんなさい」の連続である。
そんなわけで、走った感じでは、実質的には1時間50分くらいのスピードだったように思う。残念な結果に終わった。
6~7年前に参加した時のタイムは、この際は参考にならないだろう。
ハーフマラソンのコースは、細い走路に4人くらいしか横に並べない。この参加人数(8千人)のまま大会を続けていくのなら、「横田ストライダー」は、走りにくいコースの代表になってしまうだろう。せっかくフラットなのだから、惜しいことである。抽選で人数を絞って、混雑の緩和をしてほしい。気持ちよく走って、記録がねらえないだろう。
わたしは、練習不足と風邪薬を飲んでいたせいなのか、後半3KM地点で大失速してしまった。最後の1KMは、ラップが7分。フルマラソンの最終2KMよりも遅いペースで終わった。東京マラソン(42K)に向けて、やや不安が残った。練習で克服するしかない。
本日は、自宅で「2010年版DIY白書」を書いている。すでに尻に火がついている仕事である。21日に欧州ツアーに出発する。それまでに脱稿しておかないと、DIY協会の丸澤さんにご迷惑がかかる。
気がのらない原因は、自分でもよくわかっている。2010年度の調査内容を、2011年の暮れにもらて、2012年にコメントを書くからだ。刊行は、2012年2月になる。東日本震災前の実績を、それが起こる前のデータをもとに執筆する。
世の中は、すでに2012年の状態。2010年には、EUの債務危機も大震災もなかった。その前の経済状態の中で、小売業とDIY業界にいいて書くことになる。だから、気が抜けてしまう。もっとも、こういう仕事をしているので、世の中の変化のスピードが速いのかがよくわかる。
さて、夕方からは、最後の還暦のお祝いである。場所は、昨年、新たにミシュランに選ばれた和食の「傳」@神保町。この店に、学部ゼミ生たちからお祝いにもらった「1951年産の赤ワイン」を持ち込んで、開封する。
わたしが特別ご贔屓にしている二人の女性(サントリーの堀英理子さん、インテージの田中友紀さん)との会食である。秘書の福尾には、最高の「サンドイッチ祝い」と説明してある。
ところで、60歳のワインとはどんな味なのだろうか? 友人のワインソムリエ・坂崎潮さんに、赤ワインのラベルの写真を送って、「飲用可能性」を鑑定していただいた。鑑定結果の返信は、「飲めます!」だった。
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小川先生、
予想通りでした。
RIVESALTESはポートワインと同じように、醗酵途中の赤ワインにアルコール(ワインを蒸留した)を添加して醗酵を止め、糖分を残した甘口のワインです。デザートか食前か(両方でも)に楽しんでください。栓は新しくリコルクされていると思いますので開けるのに苦労はないと思います。3人で全部飲んでしまうのは・・ちょっと多いかも。残っても何日も楽しめますのでお持ち帰りも・・。
坂嵜
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坂崎さんは、51年もののワインを飲む会に参加したがっていた。それでは、わたしが二人を専有できなくなってしまうではないか! 申し訳ないけれど、今回だけは、飛び入りでの参加をお断りすることにした。
でも、3人で一本を飲むのはむずかしそうである。残ったら、坂崎さんに転送することにしようかな。しかし、田中ちゃんも堀さんも、かなりの呑兵衛である。だから、無事に赤のワインが残るかどうか? そうなってしまったら、本当にごめんなさい。
二人から、飲んだあとの感想コメントだけは、まちがいなく取っておくります。もちろん、舌はいまいちだが、小川先生のコメントも添えて。