中棚荘滞在日記(13): 法政大学のロゴマーク付きのプレミアム弁当になります!

 朝早くから、『ブランド戦略の実際、第2版』の再校そっちのけで、学生達のために、大学の広報室や事業室に連絡をしていた。法政のロゴマークを弁当の包装紙に入れたいと、リーダーの長田愛生が言い出したからだ。



 ふつうの企業で考えれば、使用料はかなりの額になる。そこのところをクリアするために、まずは広報部長宛てに、事情説明の「ロゴ使用申請書」を書いた。大学にとっても、この共同プロジェクトは、PR的に考えれば、決して悪いことではない。
 このblogの最後に、参考までに、事情説明書を添付する。読者にとっても、何かの参考にしてもらえばと思う。

 ロゴの使用に関しては、事業室が管轄していることがわかった。デザイン工学部の市川雅子主任から教えてもらった。小諸のおみやげを贈らねば(笑)。

 結局、わたしのゼミと松川弁当店の共同開発なので、大学のマークは無償提供になった。
 あとの書類申請は、秘書の福尾に任せて、午前中は、校正作業に戻った。
 3章まで完了したところで、訂正部分のチェックのために、インターブランドの長崎秀俊君に、確認の電話を入れた。

 午後は、サイクリング道路を15KM。今日は、天気がよかったので、森から出て、国道まで下りてみた。
 近くに噴煙を吐く浅間山を、小諸の市街地からさらに遠くに中央アルプスがくっきり見えた。15日目にして、霧がかかっていない浅間山をはじめて見た。

 中棚荘滞在は、2日を残すだけになった。そろそろ、締切りの仕事を気にしなければならない。

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法政大学
広報部長殿

いつもお世話になります。経営大学院の小川孔輔です。
添付の資料(山形新聞、9月6日)にあるように、経営学部生と山形の老舗弁当店とのプロジェクト(ゼミのフィールドワーク授業)が実を結び、『(仮)大地の恵み山形プレミアム弁当~2011秋~』の駅弁が完成しました。
10月7日からは、全国駅弁大会への出品が決まりました。そのほか、大宮駅、東京駅でも駅弁として、2ヶ月の期間限定で売られます。春バージョンも作るようです。

学生チームと相手方の松川弁当店、林社長様から、法政のマークやロゴを、弁当のまき紙に使うことは可能か、と聞いてきてます。ロゴを入れるのが、まずい場合は、法政大学の学生と共同開発した駅弁、と銘打ちたいとのこと。こちらは、わたしが監修してますので、問題はないと思いますが。

わたしからのアイデアですが、大学のロゴマーク使用料として、弁当販売の利益の一部を、LU募金に寄附してもらったらいかがでしょうか?毎日、100本を作って売る予定のようです。5~6千個になります。価格は1000~1200円。

よろしくお願いします。

なお、今回は、わたしが独自にやったわけではなく、山形放送や山形テレビ局、朝日新聞(全国版)、読売、毎日(地方版)で記事にする際には、広報からの依頼で、共同PRからお手伝いをいただいています。

小川