オランダ便り: ラインマース市場(ドイツ)が正式開場なる

 オランダ在住の山本清子さんから、ドイツとオランダの市場統合の最終結果が送られてきた。同時に、彼女からは、ドイツでMPS参加者が増えていることも知らされた。「日本は遅れているのでは?」とのご心配も。その通りではあるが、希望がないわけではない。

FLORAHOLLAND (2011年1月25日) – Herongen –

 昨日、ドイツのHerongenでせり市場(Rhein-Maas)が正式に開館した。この組織の母体であるFloraHolland とLandgardの重役たちが、シンボル的にせりの時計のボタンを押して、8つのせり時計使用を開始した。
 印象的なライト芸術やそれに合う音楽を背景に華やかな雰囲気で始まった。せり市場Rhein-Maasは、オランダのFloraHollandとドイツのLandgardの合併により成立した。この新しい組織は、それぞれの所在地であるHerongen, Lüllingen と Venloより場所を移し、Herongenに市場を新設した。
 開館日には、生産者、買参人,市場関係者、顧客達の550人が招待され、このせり市場の歴史的な日の証人となった。

 国境を越えた協力体制が成功する。
 短いスピーチの後、正式に開館した。LandgardのWolfgang Degenhardt氏が、3つの組織の過去の歴史を振り返りそれを語ると共に、将来についても語った。彼は、この新し合併会社に,国際化が進む花卉業界において大きなチャンスがあると見越す。
 Wolfgang Degenhardtは、この様な大規模のプロジェクトに参加した人々の勇気に対して称賛する。次に、両母体組織の会長Wolfgang Degenhardt氏は、Herongen のせり市場 Rhein-MaasでEuregio(ヨーロッパ内の国境共有地域)という意味が、討議するのみでなく、本当に実現し、国境を越えた協力体制がここでのみ実現したことに誇りに思うと語った。
 次に、Schmidt氏が、「せり市場が園芸がブーミング事業であるヨーロッパ地域の経済繁栄の機動力となる。」と語った。
 FloraHolland,の社長のTimo Huges氏は,特にスピーチの中で、既に語られている協力体制の成功につき、再び強調したと共に、「100年の伝統を誇る、FloraHolland のDNAに組み込まれている、せりの制度に誇りを持つことと共に、Landgardと共にこれを続行でき、Rhein-Maas市場で、生産者、買参人に最高のサーヴィスを提供できる。このjoint ventureが、Euregio(ヨーロッパの国境共有地域)を強硬にする」と、Huges氏が、語った。

 政治家も熱意を持つ。
 開館式には、両国の政治家2人が出席した。
 Landes Nordrhein-Westfalen州の気候保護、環境、農業、自然保護、消費者保護省の大臣Johannes Remmel氏、とオランダ全国グリーンポート組織の理事であり、Horst aan de Maas市の市長, Kees van Rooij氏が、国境地帯である両地域を代表して、発言した。
 両者は、Euregioの地位、経済集中地域を強化する為に、政治的な貢献をしたいと語った。2012年にフロリアードが開催されるので、この地域に世界の園芸業界が目を向ける。成長するこの業界においての増す増す成る繁栄の基礎をこの市場によって強化されることを強調した。
 最後に、Rhein-Maas市場のホストとしてのRuud Knorr氏が、来賓者に将来の展望を話した。Ruud Knorr氏は、来賓者に、この事業成立を可能にした人々に、感謝の念をささげ、将来においてプロセスの改良、この新組織拡大化に、にチャレンジすることを明らかにした。

 Rhein-Maas 市場
 Rhein-Maas市場は、せり時計で、日常のせり業務を行うのみでなく、付帯するサーヴィスにより、大型、モダーンな市場を目指し、ここに、観賞用植物生産品の需要、供給が集中する。2つの文化の力を結束しEuregioの中心地にユニークな市場と成る。
 ドイツのEuregioにあるただ1つの、せり市場である。この、国境を越えた協力体制が、全Euregioの観賞用植物業界を強化する。これは、Ruud Knorr 氏とFranz-Willi Honnen氏の手中にある。.
 Rhein-Maas 市場のFacts & figures

 せり室 で1室に 608買参人席
 せり用時計8台
 入荷者4000人
 買参人2300人
 台車45万台(年間)
 鉢物用CCコンテナー役130万台
 とり引数約500万
 敷地面積17万平米

以上、オランダ語の翻訳は、山本清子さんでした。