2010年10月13日(22:19:19)のブログで、わたしどもの組織(JFMA)の取り組みが取り上げられていた。「先生、のってますよ!」と、北海道知床の花屋さん(武藤香苗さん)から、お知らせいただいた。とても、ありがたいことです。何の修正もございません。編集の誤差0%
JFMAの10年展望 テーマ:ブログ
出典: http://ameblo.jp/kochihana/entry-10679352710.html
花業界の改革者として10年前にさっそうと登場したJFMA(日本フローラルマーケティング協会)。 http://www.jfma.net/。内外にさまざまな影響力をもつJFMA小川会長に、今後のJFMAの展望についてお聞きしました。(あ、本人チェック入ってませんので、だいたいこんな感じ=誤差±30%ぐらいとご理解下さい。)
Q.JFMAを始められたきっかけは?
A.1980年代後半は、異業種から花産業への新規参入ブームだった。200社ぐらいあったのでは。 ソフト化経済センターで日下公人氏に頼まれて1年間セミナーを行い、その後法政大学イノベーションセンターでフラワービジネス公開講座を実施(1994年~1997年)したが、その時の講師メンバーが創設時の主要メンバーになっている。
Q.これまでの10年間を振り返っていかがですか?
A.実現できたこと、できなかったこと、それぞれがある。
設立時に30年計画を作った。最初の10年間の目標は以下の4点。
①花業界のインフラと標準を作る
②ビジネスと情報の交流の場を設ける
③花の市場を10年で2倍にする。
④業界を支える人材と組織を生み出す。
このうち、実現できなかったことは、マーケットの拡大。
実現できたことは、日持ち保証、バケツの統一、MPS、IFEXなど。「お花屋さんマニュアル」は好評。
《参考》 小川先生のブログより 「JFMA設立10年の軌跡と奇跡」『JFMAニュース』巻頭言(全文) 2010年5月10日執筆 https://www.kosuke-ogawa.com/?eid=1257
JFMAホームページより「JFMAの成り立ち」 http://www.jfma.net/about
Q.今後の10年の展望は?
A.次の10年は、 「日本からアジアへ(JFMAからAFMAへ)」、「花業界の社会的地位の向上」 が重要になる。AFMA(アジアフローラルマーケティング協会)への動きはIFEXで進めている。
今後は、これらの計画を具体的なアクションプログラムに落としていきたい。
隣で黙って座っていた松島専務理事からもにコメントが。
- JFMAは、種苗から小売りまでカバーする目的で発足した業界横断的な組織。 「生産者からは“花の輸入を奨励している”と恨まれ、市場からは“地方市場は不要と言っている”と責められ、専門店からは“量販店を支援している”と敵視されている」と言われるが、誤解を受けている面が多い。例えば、MPSは“日本の生産者を守ります”がモットーだし、市場は中央・地方・生産地とそれぞれ機能分化すれば棲み分けができる。小売りについても、量販店が裾野を拡大して、結果的に専門店の顧客を増やすなど、共存共栄ができるはず。実際のところ、欧州(ドイツなど)ではそうなっている。
Q.小川先生、いかがですか?
A.そのとおり。例えば、MPSは、中国が先に動いて2005年8月にスタートしている。日本は2006年5月に開始したが、そうでなければ中国に完全に先をこされていた。農業の近代化と環境配慮を目標に、岐阜大学の福井先生に音頭を取ってもらって開始した。当初は農水省からも反対されたが、今では順調に拡大しつつある。小売りについても、英国では確かに専門店が衰退したが、ドイツやスイスでは花の需要も増え、量販店と専門店がうまく棲み分けしている。そうした点をちゃんと説明して、業界の不安をなくしていきたい。
A.特に小売店の売り場の生産性を高めていきたい。多くの小売店は、ちゃんとお客さんと向き合っていない。人材育成についてはJFMAで e-learning を行っているし、(http://120.29.184.20/topics/eseminar )
花屋の経営を良くすることで労働条件を改善していきたい。また、日本の種苗全体に関する知財戦略がないことも問題。
花き業界の「次の10年」をどうリードしていくのか、JFMAの動きにこれからも要注目です。
>> 以上、ありがとうございました。小川より