本日は、ちょっと緊張をして外出することになる。現在、シリコンバレーで、IT企業のベンチャーをしている小林由美さんという女性にお会いするからだ。デザイン工学部の小林尚登(ひさと)教授の紹介で、お昼をご一緒することになっている。
小林さんからの情報を整理すると、どうやら年齢はわたしと同じらしい。ひさとさんが、わたしと同じうさぎ年だからだが。小林由美さんは、東大経済学部の卒業である。なので、わたしと同学年である可能性が高い。
経済学部の同期には、その後に大阪府知事になる太田房江さんと、もうひとり女性がいた。ひとつ年下には、いま法政大学キャリアデザイン学部の外川洋子教授。とにかく、毎年、1~2人しか女子学生は入学してこなかったので、経済学部の女性学生は希少だった。
わたしの記憶に間違いがないとすれば、太田さん以外のもうひとりの女子学生に、わたしは、しばしばノートを借りていた。その女性が、本日お会いする、小林由美さんではないか、というのがわたしの推測である。会ってみないとわからないが、きっとそうではないかと思う。
ノートを借りていた科目は忘れてしまったが、経済学の基礎科目か歴史関係の科目だったはずである。わたしが、授業をよくさぼっていたことが、これでばればれになってしまう。コピーをしてから、翌週には返していた。
いまのゼミ生には、あまり知って欲しくないことだが(笑)、事実である。授業時間中によく眠ってもいた。とくに、教養科目では、皆がおもしろいと言っていた科目などでも、心地よく眠っていた。例えば、西洋史の木村尚三郎教授。NHKにもよく出ていた教授だった。毎回、「漫談」だった。授業では、よく笑いをとっていたが、わたしに限ってはよく眠くなった。
一週間前に、(38年ぶりにお会いする)小林由美さんに、メールを書いた。
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小林さま
むかし、経済学部のとき、授業をサボって、
小林さんからノートを借りた学生はいませんでしたか?
もし記憶にあるとしたら、
それは、わたし(小川)だと思います。
小川
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さて、事実はいかに?