カリフォルニア取材旅行(SF&LA訪問)のため、一週間ほど日本を留守にします(~10月7日)。

 サンフランシスコ(シェ・パニーズ)とロサンゼルス(八木たもつ氏)を取材するため、しばらく日本を留守にします。いつものように、PCを持参しません。ネット接続はスマホ経由になります。旅程表をブログにアップしてあります。都度、秘書の内藤経由で旅行記を掲載していきます。

 

 出発前の本日は、10月2日の訪問先、加州バークレー市のオーガニックレストラン、アリス・ウォータース女史が書いた著書を読んでいまいた。35年前に訪問したレストランは、いまでもほぼ変わっていないようです。インタビューでご本人と話のは初めてになりまが、UCBがあるシャタック通りの近くに住んでいました。

 友人に連れられて、シェ・パニーズには、二度ほど行ったことがあります。いつ誰と行ったのかは、すでに忘却の彼方です。しかし、うっそうとした緑の中で、静かなレストランだったことは覚えています。しかし、その場で何を食べたのか?メニューの記憶が全くないのです。

 というわけで、アマゾンを介して、彼女の書籍(日本語訳)を4冊注文しました。昨日、レシピ本を含めて4冊届きました。そのうちの一冊『アリスウォータースの世界』(小学館)をさきほど読みました。偶然の一致とはいえ、フランス留学した彼女が、フランスの食文化と農業に影響を受けていることを知りました。

 

 フランス留学から帰国後(1967~69年)に、バークレーのモンテッソーリ学校で教育助手をしていました。食育に目覚めていくのは、帰国後に再度ロンドンに渡りモンテッソーリ教師の資格を取得して、学校教師になったことが影響しています。

 地元の食材を使い、生産者とコミュニケーションを取りながら、オーガニックレストランを開くことに。1960年代の「フリースピーチ運動」や「ベトナム反戦運動」(~1968年)と無縁ではありません。自然循環型農業とレストランの連動は、バークレー(ベイエリア)が生んだ新しい「農と食のエコシステム」=「循環型農業と持続可能な食事の提供システム」の成果だと思います。

 書籍にある、アリスの料理原則を、以下で紹介します。この9つの原則とスクールヤード(学校菜園)に対する岩田弘三会長(ロック・フィールド創業者)の想いが、いまの「RF=ミライ・サラダ・カンパニー」の原点だと聞いています。 

 

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 Alice’s Cooking Principeles(アリス・ウォータースの料理原則)

 

1.Eat locally and sustainably(地元でとれた持続可能な食材を食べましょう)

2.Eat seasonally(旬のもの食べましょう)

3.Shop at farmers’ market(ファーマーズマーケットで買い物をしましょう)

4.Plant a garden(庭に食べられるものを植えましょう)

5.Conserve, compost, and recyacle(物を大切にし、堆肥を作り、リサイクルに努めましょう) 

6.Cook simply(シンプルに料理しましょう)

7.Cook together(みんなで一緒に料理しましょう)

8.Eat together(みんなで一緒に食べましょう)

9.Remember food is precious(食べ物は貴いということを忘れずに)