二冊まとめて、新著の制作作業を進めている。頭の中が混乱している。精神衛生上、よろしくない状態である。これまでも、複数の本を同時に手掛けていたことがあった。それにしても、原稿執筆と校正作業がこれほどきっちりと重なった記憶は、過去にはない。
『異文化マーケティング』のほうは、「翻訳者の皆さんへ」という文章を、監修者として、本日、翻訳者のチーム全員に同報メールした。第一章と第二章の初校ゲラがあがってきた。本間君の担当している分である。二色刷りで、結構、きれいにできたデザインのレイアウトだ。
3章以下のゲラは、順次、各担当者の分が、印刷所からあがってくる。
なので、まえびろに、その後の対応を決めておいたわけである。いまから作業をはじめて、12月の出版にまにあわせようとしている。これって、無茶苦茶なスケジュールなんだろうなあ。
全体が、560~580ページにはなりそうだ。またしても、厚さが4センチの本になる。値段も、4000円は優に超えるだろう。今年も、4センチを稼ぐことができた。
やれやれ、先は長い。11月は、二冊の本のゲラと睨めっこだ。出来上がってしまったものを、3回も、しかも、神経を細やかにして読むのは、とてもつらいことだ。(涙)
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翻訳者の皆さんへ (2010年10月7日)
こんにちは。
昨日、ピアソン(今度の出版社)と打ち合わせをしました。
現状では、つぎのような進行状態です。
来週以降の予定をお知らせします。
各自、この先の予定を組んでおいてください。
1)いただいた原稿の状態
(省略)
2)校正の手順
(省略)
<校正にあたって>
・小川・青木で、皆さんのドラフトにかなり手を入れました。
以下のような方針に従っています
①著書のなかで、意味不明の文章は、一部カットしたり、
オリジナルにない文章を補ったり、全面的に書き換えたり
しています。(原著者に許可を得ています)
②翻訳の正確さより、日本語の読みやすさを優先しています。
場面場面で、翻訳の語を変えています。
たとえば、代表例が、コンテキスト(文脈、状況など)。
③文章の切れ目や、改行についても、原著に必ずしも
忠実に取り扱っていません。ただし、読んでみて
おかしいとおもったら事前に(校正の前に)
小川か青木に、メールで連絡をください。
(わたしたちの締切があるので、読み返してません)
3)その後
・再校は、11月下旬になります。
・小川と青木、ピアソンで行います。
・出版は、12月に間に合えば、ん、無理でしょうね。
たぶん、来年の1月から2月にかけて、、、
小川