北海道の美瑛町でハーフを走ったあと、「日本でもっとも美しい村」(行政区としては「美瑛町」)の写真を撮って、友人たちに送った。当日は30度の猛暑だったが、丘のある風景の中を無事に走り抜けたことを伝えたかったからである。
わたしの携帯は、ソフトバンクモバイルの品番「8325H」(シャープか東芝?)である。旅行中の風景写真が主なので、横向きに撮影することが多い。被写体が人間であることはほとんどない。だから、あまり画像の方向などは気にしていなかったのだが、昨日は、二人の女性から同時に指摘を受けた。ちょっと気になったので、いま皆さんに聞いて回っている(たくさんの男性を含む(笑い))。
わたしは、いつも左手に携帯を持っている。メールの文章を打つときは、左手の親指で入力ボタンを押して、すばやく漢字変換する。キーを打つのはかなり速いほうだ。むかし、携帯が普及し始めた頃、「先生、コギャルみたい!」と学生に言われたものだ。「メール速打ち大会」なるものがあったら、たぶん優勝候補のひとりだろう。
「写め」を撮るときも、携帯を左手に持つ。これは、長年の癖である。箸は右に持つが、本当は左利きだったのかもしれない。縦長の写真は普通に撮るが、横長の風景を撮るときなどは(こちらのケースが圧倒的に多い)、携帯を左手に持って右方向に倒して被写体に狙いを定める。シャッターボタンは、左手の親指で押す。
ふつうの人の場合は、もし彼が右利きならば、右手で携帯を持うのだろう。右手に携帯を持てば、自然に左横方向に携帯を回転させるのだろう。わたしと逆のやり方だと、右手の親指でシャッターボタンを押すことになりそうだ。
この推論は、正しいだろうか? わたしは携帯を左手に持つので、右手に持つ人の場合を確認してみたい。そうだとすると、わたしの横長の風景写真が、いつも逆さまになっていることが説明できる。
もっとも、JAおきたまの渡部さんからは。「先生、写真が逆さまだったら、携帯を逆にしたらふつうに見えるでしょう」と大笑いのメールをいただいた。写真の方向が気になるかどうかは、ひとによりけりである。このへんの「ひっかかり」や「微妙な厳密さ」についても、いつかリきちんとサーチしてみたいと思う。
なお、ソフトバンクの携帯所有者からは、あまりこうした苦情は来ていない。ということは、アイフォンなどを利用していると、写真の縦横が関係なく見られることとも関係しているのかもしれない。使っている道具とそのひとの持つ知識と感覚は、切っても切れない関係にある。
田中ちゃん(インテージ)、武藤さん(知床の花屋さん)! ドコモやauから、ソフトバンク(アイフォン)に乗り換えたら、わたしの写真はいつでもふつうに見られますよ。最後は、孫正義さんを喜ばせそうな結論のブログになってしまった。(笑い)