トルコ旅行日記#4:トルコと日本の共通性

  今日は、アンカラからカッパドキアに向かう。世界遺産の洞窟群がある地方だ。あと30分もすると迎えが来る。ここから約300K。高速道路はないから、車で4時間以上はかかるらしい。


トルコに来て3日目である。日本との文化的な共通性に目がいく。世界中の国は、コーヒー文化とお茶文化にわかれる。トルコは日本と同じで、ティーカルチャーの国だ。
 独特のお釜で、チャイ(紅茶)がサーブされる。レストランに行くと、炭でお茶をわかしてくれる。ティーポットがスチール釜の上に乗っていて、釜の下にはお湯を注ぐための蛇口がついている。濃くなりすぎたお茶を、お湯で薄めて飲むのだ。なんとも優雅な飲み方である。
 形式は違うが、お茶窯の形が、チャイの道具に似ている。ぶんぶく茶釜を思い出した。優雅な飲み方の作法も、日本茶と似ていないこともない。

 語順も共通である。韓国語と日本語とトルコ語は、たしかアルタイ語族に属している。動詞が文の最後に来るという特徴がある。イエスかノーなのかは、話が最後まて行かないとわからない。
 相手のかおをみて、結論を決める。そんな文化的な特徴が同じなのは不思議だ。

 地理的な位置付けも微妙だ。強国の一番東側。人口規模は、欧州のどの国よりも大きい。日本も中華アジアの最東側にある。西側からの侵略をいつも意識しながら生きてきた。
 そうなのだが、どちらも意外に大きな国なのだ。トルコは、人口が7000万人。日本の2倍の広さである。そして、期間は異なるが、いずれの国も、世界を支配したことがある。

 アンカラは快晴。カッパドキアに向かうことにする。日本語を話すドライバーがロビーに着いたようだ。