欧州ツアー便り#5:凍りつくハンブルグの朝

ツアー5日目は、ドイツハンブルグで、ブレーメ2000の配送センターを見学した。夜の9時半、外は氷点下10度。迎えに来てくれたブレーメの若い経営者、エリックの開口一番の挨拶は、「フリージング、ハンブルグへようこそ!」だった


スイスのチューリヒの町並みとはちがい、海港都市ハンブルグは、どことなく殺伐としている。16年ぶりの寒波で、運河も凍りついている。橋が多い。運転手とガイドさんがだめで、センターまで18分のところ、45分もかかってしまった。もうひとりの経営者、アレックスをずいぶん待たせてしまった。

 このセンターは、ドイツに3ヶ所あるデポのひとつである。元は、エアバスの部品組み立て工場だったらしい。やたらと天井が高い。ブレーメは、フランクフルトとベルリンに、加工荷受センターがある。ハンブルグのセンター、加工をしていない。北部74店舗向けのトランスファーセンターである。
 ポーランドで加工したブーケをベルリンに持ち込んで、ここに転送して来る。アフリカなどからの直送品は、フランクフルト経由とオランダの子会社からハンブルグのデポに入る。鉢ものは、デンマークのガザからの陸送である。一部、ドイツのランドガルト市場の子会社からも持ち込まれる。いずれにしても、ここでは、切り花、鉢もの、資材がロスドッキングされる。

 海外からの買い付け資材は、ここに約3ヶ月在庫されている。いまはイースターのために、大量の在庫をもっている。カウントしてみたら、数千トンが、24の垂直ラックに収まっていた。一部、物流センターの役割も果たしている。200店舗、200億円分は半端な量ではない。本日(1月27日)は、朝から、ブルームのエリックから、レクチャーを受けたあと、市内を店舗視察する。一昨年、東京のカラオケ接待を二人はよく覚えてくれていた。

 大田花きの内藤さん!ありがとう。よろしくとのこと、でしたよ。