10年ぶりに研究室を引越し(10月16日)

2000年4月1日から「居住」していたボアソナードタワー(富士見キャンパス)の18階から、研究室をビジネススクール(新一口坂校舎)の6Fに移すことになった。10年ぶりの引越しである。わたしは手ぶらでいいらしい。今週の金曜日に、部屋の移動が行われる。


ボアソナードタワーの1816号は、日当たりの良い南側にあった。窓の開口部が広くとられており、皇居の森など、東京の都心を見下ろせる眺めの良い部屋だった。今回の移動で、隣の部屋になる高田朝子先生(現在、ボアソナードタワー南16Fに居住)は、「夜景が美しい、ロマンティックな部屋から離れるのはすっごく!さみしい」と、彼女らしくとても残念がっていた。
 わたしも高田先生も、経営大学院の専任教員である。院生の指導をするのに、いまのロケーションでは不便を感じていた。研究室の移動によって、部屋の前にはPCプロジェクターつきのゼミ室(10~12人用)が準備される。パーティションで仕切られているので、同時に3つのサブゼミが運営できることになる。大学院生はもちろんのこと、学部の学生にとっても、かなりゼミの運営が便利になる。
 自分の風景より、ソフトの機能を優先させた結果である。とはいえ、今度の新一口坂30号室(新しい部屋のナンバー)からは、靖国神社の森も眺められる。またしても運がよく、東南の角部屋である。施設部が設置してくれた東南面の書架4本は、すべて撤去してもらった。部屋を明るくしたかったからである。その結果、東側と南側の開口部は、全面がガラス窓になった。ほぼ真四角である。かなり明るい研究室に変わった。その分だけ、蓄積してきた資料と書籍を処分した。主に雑誌類と10年前ぐらいの収集資料である。
 新しい出発である。研究者としては、これが最後の研究スペースになる。ここから新しく何がはじまるのだろうか?この4月まで、JFMAの松島専務理事が座っていた席に、わたしと秘書の福尾が座ることになる。法政大学の大学院の近くに(市ヶ谷、飯田橋、麹町、半蔵門)にいらしたときには、是非、この場所にお立ち寄りください。とても快適です。
 そういえば、「マーケティング・サイエンス学会」の研究会(法政、土葉会)は、今週の土曜日(10月17日)から、新一口坂校舎の研究室(30号室)の「ゼミスペース」で実施することになる。メンバーの皆さん、研究会の場所を、おまちがえなきように。