本日の小川ゼミは、北の丸公園で行われる。武道館の隣に大きな池があって、周りが芝生になっている。その上にビニールシートを敷いて、25人が車座になる。ひとりゼミを辞めたので、今年は総勢は24人になる。天井が無いので、「青空ゼミ」と呼んでいる。年一回、恒例の行事である。
青空ゼミをはじめたのは、昭和63年(1988年)である。なぜ覚えているかというと、その翌年に、昭和天皇が亡くなられたからである。暦がすぐに平成元年に変わった。
最初の動機は、単なる気分転換だったような気がする。最初の青空ゼミの日は、晴れて気持ちが良かった。なので、皇居までふらふら歩いた。昭和天皇の“病気見舞い”ために、学生たちと皇居前広場まで記帳に行ったのである。あれからもう22年になる。
青空ゼミは、いつも連休明けで、5月の第2週か第3週である。そして、3年生がゼミの勉強に慣れ始めた同じ頃に、もうひとつの行事がある。皇居一周マラソンである。3年生は原則として、この日は、わたしと5キロを走らなければならない。5月の最終週である
ふたつの儀礼を通過すると、3年生は晴れて正規の小川ゼミ生になる。本日、天気があまりよろしくない。朝方は、雨だった。晴れるだろうか?
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そういえば、昨日は、千葉の佐倉高校で、「模擬授業」なるものを経験した。大学からの「出前講義」である。「値段の秘密」の話をした。聴講してくれた高校生が53人、わたしの授業をのぞいてくれた。感想はどうだったろうか?高校3年生には、ちょっとむずかしかったかもしれない。
5月26日には、成田国際高校で、二回目の模擬授業を行う。神谷学部長からの要請である。経営学部に対して、最後のご奉公になる。