昨日のデイウォッチでさわりを述べたが、先週(11月18日・木曜日)行われた「有機野菜のアンケート調査」(用紙を手渡して後に郵送で回収)でトラブルがあった。
都内の青果店4店舗に調査の協力をお願いしたが、そのうちの一店舗で、アンケート用紙を配布することができなくなってしまった。持ち込んだ250票は他店で配布せざるを得なくなった。
昼すぎにわたしもその店舗を訪問しようとしていた矢先のことである。「新橋の京急ストアで問題が発生しました。先方と築地の市場(東京都事務所)にすぐに電話してください!」。研究室に待機していたアシスタントの本村ちなみから、わたしの携帯に電話が入った。京急ストア内の青果店を訪問した二人のゼミ生(経営学部小川ゼミ)が、店長さんに、アンケートの配布作業を拒否されたとのことである。待ったがかかった原因は、ふたりの服装にあった。
「茶髪にジーパン姿で、百貨店内(京急ストア)で買い物をしているお客さんに、アンケート用紙を渡しては失礼になる」というのが担当者の説明であった。京急で配布できなくなったアンケート用紙を持参した件のゼミ生(Oくん)を見れば、たしかにジーパンに茶髪にひげである。申し訳ないが、ひげは無精髭に見えないこともない。
先週の事前打ち合わせでは、他の店も同じだが、「京急ストアについては、とくに服装に気をつけるように(学生らしく不快感を与えない服装!)」と指示をしたはずである。う~ん・・・ このごろ、こうしたことがよく起こるのである。学生たちの社会常識が壊れてしまっているのでは?と感じることが多い。
世の中には、「ドレスコード」(服装規定)というものがある。店外など通路で実施するアンケート調査であっても、「協力を得やすくすることを考えれば、本来はスーツ着用を強制すべきだったか・・・」とその時点で反省した。以前から、「わがゼミ生はお調子者で要領も良いから、アンケート取りは任せて」と思っていた。あまり細かなことは言わずに、自主性に任せていた。もうこれからは安心できなくなった。やれやれ、細かな指示が必要である。
とはいっても、この事件には、「茶髪」の問題が残る。誰とは言わないが、わたしの家族・肉親にも茶髪がいる。わたし自身は、白髪がまだ目立たないので黒髪だが、同僚にも茶髪教師が少なくない。教師たちの性格ほど、茶髪そのものは見た目そんなにおかしくはない。しかし、ひとによっては茶髪やピアスを認めない人間もいる。野蛮で変態であると考える人間がいるかぎり、また物事をそうしたひとや組織に頼み込む限り、相手の言い分は飲まざるを得ない。
だから、明日(11月22日)の調査(新橋京急ストア・東京くだもの)には、「短い黒髪にスーツ着用!」を指定した。月曜日の出撃部隊ふたり(竹内ゼミ)は大丈夫だろうか?茶髪にピアスはいいと思うけどね。ただし、見た目に美しければ・・・。どうでしょうか、皆さん?