完走女性ランナーには花束が(東京シティマラソンまで、あと5日)

 市民ランナーが、待ちに待った「第一回東京シティマラソン」が18日(日曜日)に迫ってきました。わたしもフルマラソン、二万5千人のひとりとして走ります。目標タイムはジャスト4時間。


以前から話題になっていた、42.195Kを完走したランナーにゴールで花束を贈るイベントが、今回は本当に実現することになりました。以下は、フローレ21のメルマガ「フロレッタちゃん」からの引用になります。
 しかしながら、男性ランナーとしては、正直ベースで不満です。たとえ完走しても、後ろから走ってきた女性ランナーだけに花束が手渡される光景を見たくはありません!産地と花屋さんの団体には、フル稼働して男性にも花束がくるように来年は望みます。男も花はほしいものです(笑)。

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「東京マラソンで花束を贈ろう」
 東京マラソンは今回が第一回なので定員は、マラソン 二万五千人、10kmの部 五千人、都合3万人。ニュースでは、3万1440人という数字になっています。うち女性のマラソンランナーが約4分の一の六千人の参加だそうです。東京都の花関連団体が集まる東京都花き振興協議会は完走した女性ランナーに花束を贈る計画です。今週末にフローレの加工場に各市場などで募集された買参人や市場のスタッフ、仲卸が約40名以上集まり、花束を制作しビッグサイトに運び込む予定です。
 このアジア最大の市民マラソンでは、「美しく走る女性」をターゲットにした動きがいろいろなところでみられるそう。雑誌で走ってきれいになる特集があったり、「アシックス」は、コースになる銀座8丁目にアシックス初のランニング関連商品に特化した直営店「アシックスストア東京」をオープンし、走る途中で立ち寄ることも可能にするそうです。
このように、ホノルルマラソンや、ボストン、ニューヨーク、ベルリンなど今までテレビでしか見たことのなかった市民マラソンを目の当たりにすることで東京のスポーツシーンが活性化されそうな感じです。各都市とも、たくさんの人々の生活に影響があるイベントなので、これを迷惑と考えるよりも楽しいことや積極的にとらえる強い動きがみられます。動きをつくるのが市民によるスポーツボランティアという活動です。世界では日本よりはるかに巨大な10万人規模のイベントをたくさんの人たちが支えています。
参考になると思ったサイトから増田明美さんのコラムを少し引用します。増田明美さんはわれらが千葉県いすみ市(旧夷隅郡岬町)出身の超有名人です。いつもマラソン中継などでのコメントはまじめで無駄がなく、的をついています。

Sfen.jp スポーツを考えるwebマガジンのページから
東京マラソンへの思い 増田明美さんのコラム
http://www.sfen.jp/column/tokyo01.html
【以前、私がホノルルマラソンを走った時、30kmを過ぎてから、沿道で小学生が1kmおきくらいに冷却スプレーを足にかけてくれた。こんなに小さな子供がランナーの体の疲れ具合を理解してくれているのかと思い嬉しかった。また、35km過ぎたところで沿道から「スマイル!」という声援を受けて、感激して涙がこぼれたこともあった。走る人や、ボランティアの人、沿道で応援する人がそれぞれに自分の役割を持ち、楽しんで参加している姿の何て爽やかだったことだろう。また私の友人の医師はホノルルマラソンに参加し、足の故障で途中棄権をした。でも彼女は「おかげで救護システムの素晴らしさに触れていい経験をした」と喜んだ。というのも止まってしまってから5分程度で救護スタッフが来て、走るコースと違う道を通ってゴール付近の公園へ搬送。その迅速な対応に感銘を受けていた。
海外の大都市マラソンはボストンをはじめ、ニューヨークもロンドンもベルリンもパリも歴史がある。そういう大会から学ぶべきことは多いと思う。以前、有森裕子さんがニューヨークマラソンのことについて話した時、「ランナーがスタート前や走りながら脱いだものはすべて寄付されるんですよ」と教えてくれた。また今まで私が体験したマラソンの中で特に面白かったのは、2003年のロンドンマラソン。スタート地点ではまだ恋人同士だった一組のカップルがゴールでは夫婦になっていた。コースの途中の役場で届出を済ませ、教会で式を挙げゴールした。こんな粋なことも長い制限時間のおかげでできること。
もうひとつステキだと思ったのは、2001年に高橋尚子さんが世界記録で優勝したベルリンマラソン。沿道からバラの花を一本差し出した少女が、昨年も同じ場所で野口みずきさんにバラを差し出していた。彼女は毎年この日を待ち遠しく思っているのだろう。
石原都知事はオリンピックを2016年に再び東京へ誘致する計画を発表した。2007年からスタートするこの東京マラソンで日本の元気を世界中にアピールすることができれば早道だと思う。
またこのイベントを通して、スポーツがもたらす豊かさを、それぞれの立場で参加した人々が感じ取れれば、“幸せ”の空気が明日へ広がっていくと思う。】

今大会は、バルセロナ銀、アトランタ銅の2大会連続のメダリスト有森裕子さんのラストランに注目が集まっています。ちなみに、今回、第一回ながら、仮装して走るのもOKということですが、禁止事項の中に「他のランナーや観戦者を不快にさせるなど、スポーツ大会にふさわしくない服装。(例)●裸あるいはそれに近い下着姿 ●裸を連想させるようなコスチューム」というのがありました。昨年の紅白歌合戦効果か?
http://www.tokyo42195.org/

東京マラソンのゴールで花束を
小池社長のブログでも紹介されていましたように、東京都花き振興協議会は、完走した女性ランナーに花束をプレゼントする計画を進めています。
この企画に賛同し、花の協賛をする産地、企業は以下の通り。JAとぴあ浜松PCガーベラ販売部会、大分県、くにさき西部農協、佐伯豊南農協、ぶんご大野農協、宮崎県はまゆう農協、尾鈴農協、岡山県岡山西農協船穂支店、和歌山県紀州中央農協、オーシャン貿易(株)、(株)フローベルデ、(株)クラシック、(株)グリーンウィングスジャパン、(株)伏見製薬所、インパック(株)、大塚化学(株)、(株)青山。これに、花束作成協力として仲卸、小売り、卸、関連業者が関わります。土曜日の午後、品川区大井競馬場前の東神倉庫内フローレ21加工場にて花束を作成し日曜日に納品です。
大会には男子、女子、車椅子(男子・女子)の部がありそれぞれの入賞者には、ハワイアンレイメイキングで活躍する大谷幸生さんの素敵なレイが贈られます。テレビや新聞で見ることができると思いますのでお楽しみに。