以下の携帯メールは、一昨日(10日)、研究室のアシスタント内藤みつかに送ったメールです。本HPへの掲載は本日になりましたが、出来事は10日に起こったものです。
今日(10日)の夕方16時頃です。明日(11日)の京都シティマラソンを走るために、博多行きの新幹線のぞみに乗っていました。夕方、娘の知海(ともみ)と食事をしたいと思い、ダイニングアラカードというグルメ・ダイニング・クラブのカタログをめくっていました。しばらく利用していませんでしたが、たまたま持っていたのです。アメックス会員のコンシェルジェサービスです。
京都市の238ページに、創作和食の店「ざら」を見つけました。電話番号は075_344_1119です。新幹線のデッキからで、到着10分前のことです。気持ちがせいていたようで、ナンバー入力を間違えたようです。075_344_11119。「1」をひとつ多く入力してしまいました。わたしはもちろん、電話には「ざら」がでるつもりでかけています。
「お電話ありがとうございます。ホテルグランヴィア京都、宴会予約 小川でございます」。
わたしは、割烹に電話したのが、ホテルにかかってしまい、「あっ、(すいません)」と言って電話を即座に切りました。
なんで、ホテルグランヴィア京都が出るのか? グランヴィアは娘の職場じゃないか。しかも宴会予約担当は・・・ 携帯の発信履歴と付き合わせて見る。ダイニングアラカード238ページに載っている割烹「ざら」の電話番号は1が一つ足りない。さて・・・
もういちど、正しく割烹「ざら」に電話をかけてみました。あいにく、予約の係りが出て満席でした。マラソンのおかげのようです。どのレストランも混んでいるようです。定宿の日航プリンセス京都(10日からライトアップが始る二条城前)も、11日(日)は予約がとれましたが、10日(土)は満室でキャンセル待ちでした。結局は、ホテルブライトンシティ山科になりました。
しかし、考えて見ると、ホテルグランヴィア京都の電話に出た小川は・・・まさか!娘のともみ(知海)だったのでは?お姉さん風の落ち着いた感じのよい対応!
あせって再度、発信履歴をくって、その同じ番号にリダイアルしてみました。再び、ホテルグランヴィア京都の宴会担当者が電話口に出ました。「ホテルグランヴィア京都 田村でございます」。「あれっ?」
わたしはとっさに、「小川と申します。宴会担当者で小川ともみというものはおりませんでしょうか?父親ですが、いまお話はできませんでしょうか?」
一呼吸あって、(あとで分かったのだが、同僚の)田村さんからは、「いまは接客中のようです」。「父親からです。あとでわたしの携帯に電話するように、娘に伝言をお願いします」
夕方、娘から電話があって、「職場に電話しないでよぉ」。怒った様子。自分がわたしの電話を受けたことにはまったく気がついていない。「その時間は、仕事してたもん・・・」。しかし、わたしは間違って電話したのであって、携帯にはかけていない。誤解している。まだ成り行きがわかっていないらしい。
普通なら、食事の前に予約がとれたら、娘の個人メルアドか携帯電話で食事の場所を知らせる。そのつもりでいたのが、100万分の一の確率で、京都のホテルに、しかも宴会予約担当のデスクに電話がかかってしまったのだ!
わたしの携帯アドレスには、ホテルグランヴィア京都の電話番号は登録されていない。まったくの偶然であった。先ほど、娘に確かめたところ、「あっ」と言って切ったお客さんが一人いたことが判明。「わたしなの!それ」。そのあとは、ウエディングの予約で、ともみは予約の電話近くをすぐに離れたという。田村さんには、笑われたらしい、しかし、なんという偶然だったろうか。
きつねにつままれた思いである。霊感先生。
余談:宴会予約担当係は、075_344_1111でした。最後の「9」は無視されたようです。なお、ともみは、きわめつけの反応が遅い「とろい娘」です。電話番で担当者が3人いたら、ほとんど自分が先に電話を取れる可能性はないのだそうです。それが、わたしの電話だけはなぜかとれたのだそうです。しかも、ホテルのこの番号は、「婚礼予約担当の直通」でした。