「誰にも聞けなかった値段の秘密」日本経済新聞社刊(新刊案内:6月10日発売)

日本経済新聞社から、「誰にも聞けなかったシリーズ」の第2段として、「値段の秘密」(小川孔輔著)が6月10日に発売されます。4月末(20日)から、第1段として発売された「会計のしくみ」と「ニュースの経済」が小売りの店頭に並んでいます。


この2冊と同様、「値段の秘密」は定価1,200円で初版1万5千部を刷ることが先週決まりました。日本経済新聞社出版局としては、今年上半期でもっとも営業に力を入れる本の一冊になるそうです。
 この本は、実は5日間で仕上げたものです。前作の「よくわかるブランド戦略」(日本実業出版:2001年11月)は、わずか3週間で書き上げました。実際は既存作品の編集作業に時間を投入したので、純粋なネットの執筆時間は3か月以上はかかっています。今回は制作日数が5日ですから、もちろん本人にとっては、自己最短記録になります。
 「誰にも聞けなかった値段の秘密」は、今年の1月30日と31日の2日間、ふたりのゼミ生(山本倫子さんと今村元紀くん)を相手に、「値段に関する素朴な40の疑問」に対して、休むことなく延々と9時間しゃべり続けた録音テープを編集したものです。編集作業を進めたあと、出版する本の体裁としては、法政大学の小川教授が、調布に住んでいる青木ファミリー(父:モトノリ、母:キョウコ、娘:ケイコ)に値段についての疑問を解説していくというスタイルに変えました。
 全体は4つの章で構成されています。第1章:父の疑問、第2章:母の疑問、第3章:娘の疑問、第4章:家族の疑問。本文テキストの一部分は、来週になってから、本HPの<リサーチ&レポート>にアップします。とりあえず、本日(5月5日)は、<はしがき>を掲載することにしました。内容を想像してみてください。