【視察レポート】年商6億円は超えるかな? ワークマンカラーズ@イオンモール川口

 昨日の夕方5時ごろ、突然思いたって「ワークマンカラーズ」の新店(9月4日オープンしたばかり)@イオンモール川口店へ。この店舗は、企業FCで最大規模の「G-7」のワークマンFC一号店になる。オートバックスなど、FC店舗の運営を手広くやっている会社「G-7ホールディングス」の運営会社(G-7リテイリング)の一号店になります。昨年、新神戸の店舗でインタビューした際に、奥谷社長(スタイル・エージェント社)の話の中にも出てきた会社でした。
 ワークマンの八田部長(加盟店推進部)の「アフターゼミ」(9月25日@神田小川町)での講演の準備をしていました。直感が急に働いて、大内さん(ワークマンの新社長)とのインタビュー前に見ておきたいと思いました。「ユニクロを2段跳びで超えていくため」のモール出店の可能性をシミュレーションしてみたいと思ったところでした。
 
 以下は、イオンモール川口(G-7)が運営するワークマンカラーズ(法人FC)店の視察レポートです。 

1 日時と時刻
 2026年9月13日(日)、18時45分頃から10分ほどの視察(イオンモールの玄関駐車場脇にタクシーを待たせていたので)。開店から1週間が終わった夕方の時間帯でした。

2 立地と売場
 ワークマンカラーズは、イオンモール川口の中央2階フロア。ワークマンのHPによると、売り場面積は175坪(国内最大規模)。9月4日の開店ですが、日曜日夕方の視察なので、お客さんは引き気味かと思いきや、、、どっこいの超繁盛している店でした。埼玉高速鉄道線の新井宿駅で間違って降りて捕まえたタクシーの運転手さん(S-Ride社)によると、イオンモール川口は、土曜日が一番混むとのこと。

3 客数と客層
 売り場でカウントしてみると、フロアのあちこちに約90人が店内に滞留。レジには、5人~8人が並んでいました。メインはファミリー層で、子供連れ客も2組。若いカップル、年齢不詳の女子2人連れとか、中年のご夫婦から老人まで幅広い客層。男女はほぼ半々。
 (✳︎)モール出店のカラーズ店は、繁盛しているコンビニと年商は同じ位になる。客単価800円×客数1500人=日販120万円。年商4億〜5億円(カラーズ店は、客単価4000円、客数300〜400人?)。

4 商品レイアウト
 最近の傾向なのか、店舗の形は、間口が横に長い典型的なカラーズ方式。レディースのハンガー陳列や小物類が目立つ。向かって右側が、メディヒールのコーナー。新製品のメディヒール・コスモス(2,900円)は、陳列に部分的に”穴”が空いている(前進陳列を修正する時間がないようだが、それは売れている証拠)。陳列は垂直方向にかなり高い。在庫の多さが目立つ。
 
5 その他で気づいたこと
①土日と平日の販売格差はわからないが、日曜の夕方にこの客数。だから、年商6億円程度は行けるのではないか? ワークマンのHPによると、目標は5.3億円(国内3番目を目指している)。
 (✳︎)売上の推測値は、これまで視察してきた100〜130坪タイプのカラーズ店とプラス店とのざっくりした比較から個人的な推測。

②客の滞留時間は長そうだった。20分〜30分程度かな? 夕刻でなければ、お客さんはもっとゆったり買い物をしているのかもしれない。18時後半だから、夕食前なのか急いでいる感じが出ている。

③商品を見て試着して、客同士で何かを話している。つまり、相談しているから買い上げ点数も多そうだ。

④閑散としている周囲のテナントより、ワークマンの売り場では圧倒的に客数が多い。店舗が明るく広く感じる。この点は、首都圏郊外や地方で視察した120〜140坪タイプのモール内の店舗に共通した特徴である。
 
小川より

<追記> 以下は、この頃のワークマン社員と加盟店オーナーなどの印象です。
(1)社員の皆さん
 社員はプロパーの人が、2018年頃からの改革で、社風が変わりブラックで上司の顔を窺うような人事組織体制から脱皮していく様子がうかがえる。
 元々、開発要員などマニアックな人材がいたところに、転職組(ライトオンやユニクロ)がいい感じで社内で出世していくが、プロパーの社員を見ているとそれに誰もあまり嫉妬しない。自分たちも、会社が変わって売上・利益ともに大きく伸びているので、幸せな立場にいるからだろう。

(2)加盟店のオーナーさん
 FC加盟店のオーナーは、①既存店を運営してきた従来組(主として、いまはプラス店を運営)に加えて、②異業種(種々)からの転職組と、③同業(アパレル)からの転職組の3種類の混成部隊になりかけている。3者のどちらも、仕事が楽しくて仕方がない様子である。それは、会社が急速に伸びているからだろう。新商品の玉出しと改良品の質の高さ、マーケティングを柔軟に変えてくれるので、会社組織の未来が明るく見えているからだろう。

(3)外部の人材と経営幹部
 そして、ワークマンをお客さんとして知恵を出して支えてくれる一群の社外メンバーがいる。アンバサダー(社外取締役のサリーさんやバイク乗りの大屋さんなど)やインフルエンサーさんたち(展示会の参加者で新製品などの情報発信役)が、加盟店オーナーさんや社員さんたちの仕事を支えてくれている。
 伸び続けている売上と利益、そして新商品の大きな成功は、会社が多くの困難を経験しているのに、ほぼすべてを癒してくれる。この会社(ベイシアグループのワークマン)はうまく回っているのですね。創業者(土屋嘉雄さん)とその甥っ子さん(土屋哲雄専務)、そしてプロパー社員の幹部たち(大内社長、小濱前社長、柏田さんや平野さん)がイキイキと働く場所に。
 そして、売り場面積が100坪で年商3億円の店から、200坪で10億円を売る店が、2年後には登場する予感がします。全店ではないにしても、そうした「旗艦店(フラグシップ店)」が、銀座や梅田に誕生することで、外部者がワークマンを見る目が変わっていきます。
 「ワークマンがユニクロになれる日」が、目の前に見えてきています。

ご報告でした。

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