長年さぼってきた「生成AIの活用方法」について、愛弟子で法政大学大学院の豊田裕貴教授に、特別オンラインセミナーを開いてもらった。タイトルは、「取材ノート・文字起こしから原稿を作る 生成AI活用法」(2026.6.6)。本日午後13時から、アシスタントの林麻矢さんと元院生の松尾啓子さん、友人の岩崎秀樹さん(エースワンHDGS社長)と一緒に受講した。
「法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科」という講義配布資料が配布されて、さきほどセミナーがスタート。豊田君によると、「ポイント:ひとつの生成AIを使うのではなく、工程ごとに役割分担させることで、原稿の精度と再現性を大幅に向上させることができます。
資料では、「読む・考える・調べる・整える」の4工程に対応したツールを分業させるフレームが解説された。1時間の予定が、90分になった。
それぞれの強みと弱みがあるので、複数のAIソフトを分業させて使うことがりかいできた。たとえば、次のように使う局面と目的が分かれる。
①NotebookLM 基盤:資料理解
一次資料の整理・意味抽出。取材ノートや文字起こしをアップロードして論点・主張を抽出する。 ② ChatGPT 中核:構造設計・文章生成
NotebookLMの出力をもとに構成案を作り、段落単位で文章化。読みやすさ・論理性を整える。
③ Perplexity AI 補助:ファクトチェック
数値・背景情報の確認と引用補強。最新データへのアクセス。
④ Claude 仕上げ:長文整形・リライト
全体を通したリライト。読みやすさの改善と冗長性の削減。トーンの統一。
それぞれを作業の目的に合わせて、順番に異なるAIツールを使い分ける。わたしがいま執筆している「社長はつらいよ」の鳥越淳司社長(相模屋食料)の第5章のインタビュー記録が素材として利用された。インタラクティブでわかりやすい講義だった。
最後に、わたしの全ブログ(2001年から25年間分)を対象に、「小川孔輔の文章の特徴を答えよ」という質問を豊田君が、AIに投げかけた。その答えたるや、驚きの答えだった。
小川孔輔の文章スタイル:5つの特徴
① 具体的な固有名詞・数字から入る
トヨタ、資生堂、ユニクロといった実在企業名と具体的データを冒頭に置く。抽象論から入らない。
② 歴史的・発展的な視点で語る 「マーケティングは完成した仕組みではなく、常に乗り越えられていくもの」という動態的な見方が基本姿勢。
③ 研究者でありながら実務家の目線を手放さない 理論の説明より「現場で何が起きているか」を優先する。学術的厳密さより可読性。
④ 語り口が穏やかで説教臭くない 断定より「〜ではないか」「〜と考えられる」という問いかけ型。読者と一緒に考えるスタンス。
⑤ 脚注・出典を丁寧に示す誠実さ 根拠を明示する習慣が文章の信頼感を作っている。
AIのフェアネスに驚くとともに、嬉しい評価だった。


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