【取材依頼】「ハッピーローソンタウン1号店」、竹増社長が生まれた池田市で開店

 一昨日(6月3日)の朝のことになる。三宅立馬という方から、取材の相談で連絡が来た。大阪のテレビ局毎日放送かららしい。そもそもテレビをほとんど見ないわたしには、関西の放送局がどうなっているのかさえよくわかっていない。
 よくあることだが、わたしが『ローソン』という本を書いていることを、三宅さんは知らなかった。そんなものだろう。
 
 <依頼メールの内容>
 小川様 
初めまして毎日放送よんチャンTVの三宅と申します。
 Newspicksのコンビニの記事を
見て連絡しました。あす4日の番組(関西ローカル、夕方の報道情報番組)で、「大阪府池田市に1号店がオープンする『ハッピー・ローソンタウン』」のニュースを取り上げます。
 衰退するニュータウンで買い物難民を救うだけでなく災害支援や高
齢者の居場所としての機能も備えていることなどを紹介しながら、コンビニ業界が置かれている現状や今後コンビニはどのように生き残っていくのかなどをスタジオで展開できないかと考えています。
 突然で恐縮ですが、先生にオンラインインタビューの形で見解をうかがうことはできないでしょうか?ZOOM取材を想定しております。少なく恐縮ですが1万円の謝礼をお支払いします。大変勝手ながら放送があすのため、本日中に取材させていただけますと幸いです。ご連絡お待ちしております。三宅
 
 三宅
立馬さんとは、そのあとすぐに連絡をとり、夕方17時からzoomで、ローソンタウンなどについて解説をすることにした。さらに、三宅さんから返信があった。

小川様 毎日放送三宅です。
ZOOMインタビュー、17時からお願いできますでしょうか?
大まかに以下のような点をうかがいます。

・コンビニ業態が置かれた現状
・大手3社の戦略、方向性
・「ハッピー・ローソンタウン」の狙い
・28年前に撤退した場所、人口4700人でも勝算はあるのか
・今後、コンビニは我々の生活のなかでどんな位置を占めるのか。どうなっていくのか

どうぞよろしくお願いいたします。

 <ローソン広報部に連絡する>
 このような場合は、関西での放送になるので、あとのフォローが難しい。ローソンの広報部が、開店のために池田市に向かっているはずだ。担当者の田中さんに連絡を取ってみた。LINEに反応がないので、楯専務にお願いしてリリース資料を送ってもらった。

 前日のzoomでのインタビュー(面談)は無事に済んで、昨日の夕方に放送されたはずである。わたしは、どんな放送内容になったかは知らない。三宅さんから聞かれた質問の他に、昨日の放送直前になって、同僚らしい篠塚さんという若者から追加の質問がやってきた。
 ちなみに、番組の担当者たちからの質問に対して、わたしは次のように答えている。放送の中でどのように伝えられたかは定かではないが。

・コンビニ業態が置かれた現状
 ①コンビニの店舗数は、5万7千店ですでに飽和。
 ②コンビの父と言われる鈴木敏文氏が先日亡くなった。
  セブン-イレブン創業者が拓いたイノベーションの気質が失われている。
 ③ここ10年間ノベーションが停滞している背景には、人口減少社会の到来と
  日本経済の停滞がある。

・大手3社の戦略、方向性
 ①ローソンとファミリーマートは、新しい取り組みで検討している。
  ローソンは、過疎地へ出店(稚内市、和歌山県龍神村など)や
  オールドタウンの復興(後述)、KDDIや無印ブランドと組んで、
  新しい需要を掘り起こそうとしている。その成果が実ってきている。
 ②ファミマは、コンビニウエアや店舗の媒体化に熱心。それに対して、
 ③業界トップのセブンーイレブンは、都市部の出店攻勢には熱心だが、
  カナダの会社に翻弄されていたので、インベーションは停滞している。

 <新しい取り組みの内容> 
・「ハッピー・ローソンタウン」の狙い
 高度成長期の40年~50年前に開発された「ニュータウン」(全国に1000カ所?)が
 年を経て古くなってきている。空き家も目立っている。その再生のために、
 コンビニの力を活用しようとする試み。旧来のコンビニとは違って、さまざまな
 会社(阪急グループやKDDIなど)や池田市のような公的な組織と組んで、
 オールドタウンになってしまったニュータウンを復興する計画。  

・28年前に撤退した場所、人口4700人でも勝算はあるのか
 和歌山県龍神村のように、人口2千人の町でもビジネスが成り立つことがわかっている。
 充分に採算は取れるはず。コンビニだけでなく、種々のサービス施設が
 地域の活性化をサポートすることになる。コンビニ(ローソン)は、
 そのための「ハブ」(センター)の役割を担うことになる。
  
・今後、コンビニは我々の生活のなかでどんな位置を占めるのか。どうなっていくのか
 本格的な社会的にインフラになっていくだろう。例えば、公的なサービスや
 オンラインで医療サービスを補完するとか。緊急災害時に頼れる役割を担うことにも。
 それは、東日本大震災3.11でも確認されている。

 さて、京都在住の林麻矢さんから、昨日の午後16時ごろに、わたしのところに連絡が入った。わたしが、関西方面のテレビの取材を受けていることは知らせていなかった。LINEからで、「今、竹増さんの出身地の池田市のローソン、テレビで紹介してます」(麻矢さん)。そのあとで、「同じ番組で、今度は(和歌山県)龍神村!」。立派な地元のシイタケの写真が送られてきた。「あれは美味しいのだ!」と返信した。
 というわけで、番組は成功裡に法円されたようだった。
 

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