【走る!】東京マラソン2025、関門閉鎖まで1分30秒を残して、奇跡のゴールイン

Day Watch

 おはようございます。今朝まで、こんこんと眠ってました(これは、昨日のブログです)。東京マラソンは、なんとも奇跡的なゴールでした。フルマラソン50回目のラストランに選んだのは、東京マラソン2025。目標タイムを、容易に達成可能な5時間半に設定しました。結果的には、6時間31分でそれより1時間オーバーでゴールしました。
 
 コース途中で、3回の両足痙攣(23km、29km、31km)に見舞われました。そして、これまで14回の東京マラソンでは考えてもみなかった、4回の関門閉鎖(33km、35km、37km、ゴール)の危機がありました。
 そうした困難を乗り越えて、ゴールラインが関門閉鎖になる1分30秒前に、無事にフィニッシュできました。50回のフルマラソンで最悪のタイムでしたが、これにてフルマラソンを卒業します。今後は、ハーフマラソンに専念します。たくさんの皆さんから、応援ありがとうございました。
 われながら驚きは、31km地点で始まりました。暑さと練習不足なのでしょう。23KM地点で3回目の痙攣。まったく足が動かず、動けなくなりました。完走を諦めかけていました。しかしながら、ここでゴールできないとなると、フルマラソン50回目の完走ができなくなります。再度、42kmを走らないといけなくなるのです。できれば、今回でそれは避けたい。
 その一心で、体に鞭打ちました! そして、奇跡は起こります。拘ったことでは諦めないタイプなのです。普通の人は、たぶんここまではやらないと思います。マクドナルドの創業者、レイ・クロックが好きな”persistence”を思い出します。持続性、粘着質、根性。それと似た諦めない性格なのでして。

 レース後半で、4つの関門閉鎖の危機に直面します。すべてクリアできたのですが、それがまたすごかったのです。まるでドラマでした。
 手元に関門閉鎖の時刻表などは持っていません。銀座・日本橋を過ぎた33KM以降は、沿道のボランティアの人に関門閉鎖の時刻と、そこからの距離を聞いてペースを設定します。あまり早く走ると再度の痙攣の心配があります。筋肉が吊らないギリギリの速度で、関門時刻が来るぎりぎりまでペースに落とすことにしました。
 「スイーパー」(sweeper)と呼ばれる、最後尾のペースランナーの直ぐ後ろを歩きました。彼らの後にいれば、ゴールインは間違いないからです。そして、皇居前の最終関門が見えてきました。見事にゴールイン。「これでもう42kmを走らなくていいわ」と、笑。
 長い一日でした。それにしても、辛くて長い42.195Kmでした。

コメント