【走る!】予備ゼッケン「580番」で5KMを走る@赤羽トライアル、29分28秒でゴール。

 「出雲くにびきマラソン」(2011年2月11日開催)以来の珍事が起こった。本日(10月13日)の赤羽トライアル(5KM)のエントリーのことだ。ネットから「10KMの部」に登録したつもりが、「5KMの部」に間違って登録してしまった。
 本来は、「10KM」の距離のボタンを押すところが、間違って「5KM」のボタンを押してしまったからだ。「しまった!」と思ったが、支払いもすでに終わっている。5KMの練習距離を走ることにした。ところが、昨日の朝になっても、いつもなあら来るはずの「事前の案内」のメールが来ない。
 再度、事務局にメールを出したが、今朝の段階になっても返信が来ない。仕方がないので、会場の荒川河川敷(JR赤羽駅から徒歩15分)に直接行くことにした。
  
 
 朝8時に自宅を出発。京成上野線から日暮里駅でJR京浜東北線に乗り換えた。いつものように赤羽駅で降りて、荒川河川敷の会場には9時前に到着した。スタートは9時40分だ。ゼッケンを配布しているテントのスタッフに声を掛けて、エントリーを確認してもらう。やはりゼッケンが登録されていない。
 仕方がないので、仮ゼッケン(予備ゼッケン)を発行してもらう。ゼッケンの裏側が「荒川ハーフマラソン」の580番(笑)だった。わたしのように申し込みを忘れたり、失敗したりしたするランナー用に、あるいは、当時の受付で走るランナー用に予備のゼッケンが用意されていた。
 驚きの発見だった。長年のオペレーションから生み出された「現場の知恵」なのだろう。わたしは「振り込みができていないこと」になっていたが、結局は走れてしまった。再度の入金も要求されなかった。これも、クレーマーなどで現場で混乱を起こさないための知恵だろう。舞台裏をしってしまった。

 ところで、わたしがエントリーが終わったところで、わたしよりやや若いそうな老人がテントにやってきた。受付のスタッフに、エントリーシートを見せてぼやいている。あり得ないことが起こっていた。おじさんのエントリーシートに書いてあるのは、「10月12日(土)開催の荒川✕×マラソン(ハーフの部)」だった。
 開催団体の名前(スポーツ・ワン)も違っている。最初のうちは、「どこでやっているのかな?」と、おじさんは河川敷の別の方向を見ながら、困った様子をしていた。そこで、エントリーシートを再度見てみると、「10月12日」の日付けだとスタッフに指摘された。しかし、このおじさんはツワモノらしく、全く驚いた様子を見せない。

 しかも、このおじさんは運がいいことには、本日のレースは、「当日受付」があることが判明した。「ハーフの部」を当日エントリーで走ろうとして、早速スタッフに声がけした。ところが、今度は、エントリーフィーの4千円(現金)を持ちあわせていないことに気が付いた。
 クレジットカードは、当日は受け付けてもらえない。そのことで、スタッフとやり取りをしている。わたしは困ったおじさんに、「お金貸して差しあげましょうか?」と申し出た。ところが、「そんな見知らぬ人からお金は出してもらえない」と、律儀にもこの方は申し出を断ってきた。
 変に律儀で、とん馬な鞍馬天狗さんだ。こんな人は変に運がよろしいのだ。スタッフから、「PayPayは受け付けてもらえますよ」と提案があった。結局は、PayPayで4千円を支払い、無事にエントリーすることができた。ゴールの様子は見ていない。わたしは、5KMで30分もかからずゴールを終えたからだ。

 ところで、わたしの5KMは、ゴールタイムが 、29分28秒。本日は30分が切れた。先々週(北千住マラソン)は、30分12秒だった。約1分の短縮だ。来週は、東京レガシーハーフがある。スタートもゴールも、千駄ヶ谷の国立競技場だ。
 ローソンオーナーの余田さんと、広報部の杉原マネージャー、それに、友人の元ローソン社員2人、加藤さん、吉村さんの4人と一緒に、東京マラソン(ハーフの部分)のコースを走る。完走はできるだろうが、タイムがどうなるだろうか?
 余田さんとは、3度目の対決。ホノルルと美瑛のハーフで2連敗中だ。ローソン女子チームの3人とは、5月の「花巻イーハトーブマラソン」(ハーフ)以来の走りになる。杉原さんがわたしより先着していた。ふたりはその後でゴールしてきた。今回も、走り終わったら、余田さんも交えて食事をすることになっている。
 
 それにしても、世の中には、変なランナーがいるものだ。マラソン大会の開催日を間違えるランナーは、いままで見たことがなかった。しかも、たまたま当日エントリーがあったので、別の大会で救済される場面も見た。この方は、わたしなんかより、いろんなことを仕出かしているのだろうな。
 ということで、珍しい場面に遭遇できた。自分のエントリーが登録されてなかったわたしなどより、もっと上を行っているランナーがいた。開催日を間違えて、しかも無事に参加できたランナーを見ることができた。驚きの一日だった。こんな日もあるのだ。

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