【ご報告】「東雲羊羹」を家族分(5本)、弟が販売最終日にゲットしてくれていた。

 秋田県能代市の熊谷長栄堂が閉店になった。もう二度と食べることができないと思っていた「東雲羊羹」だが、弟の晋佐が、最終日に5本だけ、東京の家族のために店に並んで買ってくれていた。従業員の高齢化と機械の老朽化で、熊谷長栄堂が6月30日で閉店になっていた(『北羽新報』2023年6月26日号のコラム)。在庫はもうない。

 

 ところが、板橋に住んでいる妹の道子から、先ほどLINEにメッセージが届いていた。

 「暑いですね。忙しいですか?嬉しいお知らせが!東雲羊羹情報です。6月30日の最終日に、晋佐君(能代在住の一番下の弟)、羊羹を5本買ってくれてたようです!お兄さんの所に1本、由君家に1本、近藤家に1本、そのうち送ってくれるそうです!面倒になるから、伝えてなかったそうで。💦もう1本は考慮中らしい?(笑)うち、もう1本ほしいな~と。😉」

 

 道子は強欲な女子だ(笑)。でも、このメッセージでうれしいのは、神戸に住んでいるわが長男(由)が東雲羊羹のファンであることを、弟(晋佐くん)が知ってくれていたことだ。

 ふるさと納税(秋田県能代市)で購入したらしい最後の東雲羊羹は、すでに期限切れになっている。わたしも、賞味期限切れになる前に、神戸で1本だけ、食べさせてもらった。あれが最後の東雲羊羹になるのか?と思っていた。

 それが、1本だけ新品が手に入ることを知ったら、長男の由家族は飛び上がって喜ぶことだろう。しかし、晋平くん(吉川に住んでいる弟)は、東雲羊羹を食べたがらないのだろうか?晋佐くんとしては、不思議な羊羹の割り当ての仕方を選んだものだ。

 

 ところで、先日(先週土曜日)、熊谷長栄堂さんには、東雲羊羹の事業承継について、IT系の若者が会社(宇都宮市の「レビジョン」)が仲介したいという申し出があったことをお伝えしてある。わたしとしては、その返事を待っているところだ。

 ご主人の鈴木さんは高齢である。うまくいかない場合などを考えると、思い切りが難しいのかもしれない。レビジョンの山川社長とは、この件は別にして、来週の7月21日に、リモートで会合を持つことを考えている。これまでに実現したビジネス仲介で、地方向けの事業承継の事例を知りたいと思っている。

 そうでなければ、わたしとしても責任をもって仲介ができないだろう。いずれにしても、「東雲羊羹」を継続させるつもりになれるかどうかは、鈴木さんの気持ち次第ということにはなる。