ここ一週間、アルコールを摂取したり、外走りをする以外の時間は、「ワークマンのアンバサダー・マーケティング」という原稿の執筆に費やしていた。「インテージCX(顧客理解)セミナー」で、研究会を立ち上げるために準備したHP用の記事である。依頼主からのリクエストは、「3000字くらい(3ページ弱)で」という指定だった。
どっこい!書き始めると、ワードにして7ページの長さになった。全3部構成になり、文字数では約1万字。2点の図表がおまけでついてきた。それまで入れると、8ページになった。
インテージのHPに、事例として単独で発表することを考えていた。ところが、事例を3分割して、シリーズで3回に分けてアップすることになりそうだ。わたしとしては、これにプラスして、本事例を分析するための枠組みを3つ提示するつもりである。①マーケティングの進め方(STP+M)、②「顧客価値の方程式」、③「価値伝達の公式」。
全体の構成は、ワークマンの事例について、その中を2つのパートに分割してみた。
1.事例:ワークマン(Ⅰ)
2つのセクションで構成されている。<業態の限界突破し、顧客層を拡大する>と<新作発表会の進化プロセス:情報発信に開発機能を付加する>。最初のパートは、本ブログで露出することになりそうだ。
2.事例:ワークマン(Ⅱ)
3つのセクションからできている。<「アンバサダー・マーケティング」が始動する>、<フルジップ型コットンパーカーの開発事例>、<アンバサダーの探し方>から構成されている。
<<この付近に、「図表1 カテゴリー別のアンバサダーの人数」を挿入>>
3.解説:ワークマンの新しさ
ここでは、ワークマンの「アンバサダー・マーケティング」の取り組みが、従来のマーケティング手法とどこが違っているのか(独自性)を解説している。林知幸部長の講演(2023)を参考に、新製品の情報を拡散するプロセスを5つの段階に分類している。
前半の2つの段階は、アンバサダーが組織内で情報発信に関与する「アンバサダー・マーケティング」の段階である。後半の3つの段階は、公式プレスリリース後の情報拡散のステージになる。
<情報拡散のための5つの段階>(詳細は省略)
【ステージ#1】アンバサダー・マーケティングの前期
【ステージ#2】アンバサダー・マーケティングの後期
【ステージ#3】一般客向けのプロモーションの前期
【ステージ#4】一般客向けのプロモーションの中期
【ステージ#5】一般客向けのプロモーションの後期
<<この付近に、「図表2 製品情報の伝搬プロセス」を挿入>>
<製品のヒット率と目標PB比率>
最後に、4.課題(アンバサダーの拡張領域)が提示される。
やれやれである。これにて、1週間のストレスから解放されて、一件落着となった。