最終講義は、2022年2月22日と「2」が6つ並ぶことになりました。場所は、新一口坂校舎の101教室。収容定員は60人です。リアルもありますが、オンライン同時配信になります。地方からの参加もできます。家族と元秘書たちのために、20席確保することにします。教室での受講者は50人です(補助いすで60名が上限)。
「もっと広い教室を使用して、本校のキャンパスでおやりになったらいかがですか?」という提案もありました。それはお断りました。自分が創設して慣れ親しんだ場所で、終わりたいからです。
日にちが決まった段階で、今年度末で退職される他の先生たちと一緒に、法政大学のHPに掲載されることになっています。教室参加者の方は、予約制になると思います。リモート受講に関しては、接続のURLが公開されるはずです。法政大学の事務局から、希望者の方にURLが送付されます。
最終講義は、通常と同じ90分。夕方からの開始(16時)を予定しています。最終講義のテーマを提出するように言われています。週末までに、仮のタイトルを大学の広報に提出します。「法政大学の46年間を振り返って」か「マーケティング研究者の50年」などを考えています。
次回作の伝記本(『青いりんごの物語:ロック・フィールドのサラダ革命』PHP研究所、2022年2月末発売予定)のタイトルは公募しました。そこで、最終講義のテーマも募集してしまいます。募集期間は、3日間(12月19日)の夕方まで。希望するテーマの返信先は、小川のPCアドレス(huko-ogawa@nifty.com)へ。
ところで、公式のメールアドレスには、法政のドメイン(@hose.ac.jp)を”メイン”にしませんでした。
パソコン通信の時代から、ニフティのアドレスを約35年間、使用してきました。そのまま、大学でもこのアドレスで通しました。大学を退職するとなると、法政のドメインは使わなくなります。はじめから「無所属」になる日を想定した判断は、正解だったと思います。
先輩の教員の皆さんが、所属がなくなった後の様子を観察していました。逆説的に、所属の大切さを見ていました。なので、退職しても、連絡先がニフティのアドレスであれば、コミュニケーションの取り方になんら変化がないことになります。頑固に、自分個人の所属でメールアドレスを管理して、ほんとに良かったと感じています。
この一週間ほど、そして来週にかけて、小規模ながら2年ぶりで忘年会が開かれています。その席で、今年度で退職することを「年末のあいさつ」で告知するですが、判で押したように、「退職後はどうなさるのですか?」と問われます。70歳で法政を退職した後も、他大学で教えるオファーを頂くこともあったのですが、教職のポストはお断りしています。
責任のある仕事から離れて、のんびり時間をすごしたいと思っているからです。いまは足腰が回復していましたが、体力的にも厳しくなっています。作家への転身と、アドバイザーの仕事で余生を過ごしたいと思っています。
大きな目標のひとつが、もういちど1998年から15年間で完遂した「47都道府県のハーフマラソン(2時間以内)」を、今度は目標を下げて、2時間半以内で完走したいと思っています。地方在住の元学部ゼミ生や院生と再会するためです。そのときは、よろしくお願いします。
このprojectは、当時の半分期間(8年間)で実現したいと思います。78歳の誕生日まで。法政は母校ではなかったのですが、愛する大学でした。その気持ちは退職をしても変わらないと思っています。達成すべき目標を設定し、それを実現するために計画的に残された時間を楽しみですね。