執筆は最終コーナーへ:拙著『ロック・フィールドのDNA』PHP出版

 拙著『ロック・フィールドのDNA(仮)』PHP出版は、本日現在、執筆が第9章第2節まで進んでいる。2022年2月末に刊行できる予定だ。総ページ数320頁+α、定価は1800円(税別)。全体の構成も少し変わっている。当初は8章構成だったが、7章を2つに分割することにした。付録として、ビジネスモデルの解説と工場や店舗の写真集を付するつもりでいる。

 

 当初の計画では、前著『しまむらとヤオコー』のときのボリュームで、250ページ前後を予定していた。ところが、筆が進みすぎて、すでに320ぺージを超過している。分厚くなると、販売価格が高めになり、売りにくくなる。そこだけは避けたいので、ページ当たりの文字数を増やす算段を考えている。

 

 岩田会長の伝記本なので、登場人物はなかなか華麗なメンバーである。NHK朝の連続テレビ小説に、脚本が提供できそうな出演者である。具体的には、世界的に著名な建築家の安藤忠雄氏、アンリ・シャルパンティエの創業者、故蟻田尚邦社長。神戸の医療検査機器メーカー、シスメックスを時価総額1兆円に押し上げた家次亘会長。

 女性の出演者としては、米国カリフォルニア州でオーガニックレストランを経営するオーナーシェフのアリス・ウォーター。セブン&アイの食関連部門のコンサルタントで、フードコーディネーターのおおやかずこさん。JR東日本で駅ナカのビジネス創始者で、エキュートを創業した鎌田由美子元社長。

 フランスの三ツ星レストランのオーナーシェフ、アラン・シャペル。その他、アートディレクターの八木保氏など、多くのアーティストやグラフィックデザイナーなどが支援者として、この物語に参加する。なお、自社の匠職シェフたちや友人の起業家たちも友情出演してくれることになっている。

 

 全体の構成は、以下の通りである。会話ストーリー形式で、進行は小説仕立てになっている。

 

 プロローグ:安藤さんからの手紙
 第1章:ブランドの統一(1992年~1995年)
 第2章:創業まで(~1975年)
 第3章:首都圏への進出(1976年~1988年)
 第4章:ビジネスモデルの確立(1989年~1994年)
 第5章:匠たちの物語
 第6章:挑戦と撤退(1995年~1998年)
 第7章:コラボレーション(1999年~2003年)
 第8章:事業システムのリデザイン(2004年〜2011年) 
 第9章:サラダカンパニーに未来(2012年~)
 エピローグ:創業50周年、アリスからのメッセージ
 付録:ビジネスモデルの解説
 あとがき
 年表、写真集

 

 カラーの写真集には、安藤忠雄作の静岡ファクトリー、神戸ファクトリー兼ヘッドオフィス、改装になった神戸コロッケ本店などが収録されることになっている。今月末までに原稿を完成させ、来年の2月には、書店売りをしたいと計画している。