二つの大きなイベントが終わった:東京オリンピック2020とひまわりイベント@早稲田店

 最後まで開催に反対していたメディア(新聞・放送世論)は、手のひらを返したように、連日のオリンピック競技の放映とメダルラッシュの礼賛に転じた。閉会式の翌日(本日)のニュース解説が伝えているように、「パンデミックの中で、オリンピックを開催できた国は、世界中を見回しても日本だけだったろう」。

 

1 東京オリンピック2020 

 

 パンデミックで一年延長されたオリンピック。4年に一度のスポーツの祭典。しかも、真夏の湿度の高い東京での開催。ほとんど実施不可能と思われていたオリンピックをとりあえず無事に実施できた。そのことで、「日本は世界の首都になった」と報じられている。世界中からの日本に対する評価は、まぎれもなくポジティブだろう。

 未曽有の感染症拡大の環境下、金がらみのスポーツなどもっての他などなど、たしかに言い分はいろいろあるだろう。しかし、わたしたちがテレビの映像で目にしたものは、世界最高レベルのスポーツ競技者同士の戦いだった。承知で強行したスポーツの祭典が、世界中のひとびとに感動を与えたことはまちがいない。

 リスクの大きい行事の開催だった。下手をすると、テロの危険もあった。もっとひどい感染拡大や不測の事態のありえただろう。世論調査で28%を切った菅内閣の支持率は、これで底を打つだろう。冷静に考えれば、この緊急事態の宣言下でよくぞやってくれたと思う。

 

 この17日間で、東京をはじめとして首都圏を中心に、コロナ陽性者の数は飛躍的に増えている。オリンピックが終わって、今日からは、夏の甲子園大会がはじまる。朝日新聞社主催の全国高校野球大会は、今度は有観客での実施になる。オリンピックと高校野球とどこがちがうのだろうか。朝日新聞社の行動は、完璧に論理的に破綻している。

 あれほどオリンピックの中止を声高に叫んでいた朝日新聞社が、全国からの応援団を兵庫県(甲子園球場)に集客する。人流を止めるべきだとの主張はいったいどこに行ったのか?オリンピックが無観客で実施したために、東京都は大きな赤字を抱えることになった。新聞社が同じことをやれば、入場券の払い戻しで大赤字になる。結局は企業の論理を優先したということなのだろう。

 わたしは、夏の高校野球の開催に反対しているわけではない。それどころか、マスクを装着の上で、応援団を入れて開催したほうがよいという立場に立っている。昨年度の中止は、高校球児にとってほんとうに可哀そうな夏になってしまった。

 

 実は、明日から始まる小川ゼミの夏合宿を、無期延期することにした。先週の水曜日(ゼミの日)に、合宿の延期を決めた。ゼミ生の3分の2は、2泊3日の合宿に参加することを表明していた。しかし、いまの環境下での実施は見送らざるを得ないと考えたからだった。

 夏の甲子園と同じで、夏のゼミ合宿は2年間実施できていない。わたしにとっても4年生にとっても、これが最後の夏合宿になる。学校行事として、合宿は不要不急の行事ではないかもしれない。

 とはいえ、河口湖の足和田ホテルに伝えたメッセージは、合宿の中止(キャンセル)ではない。無期延期である。秋から冬にかけて、ワクチン接種が行き渡たってパンデミックが終息したら、週末に合宿を行いたいと思っている。

  

  

2 ひまわりイベント(先週末)

 

 ハイファイブサラダの4店舗で開催された「ひまわりイベント」の方は、成功裏に終えることができた。8月8日の日曜日は、台風の影響で大雨に見舞われ、ひまわりの販売は苦戦したようだ。それでも、学生たちは一生懸命にひまわりの花束を作り、懸命にプロモーション活動を展開してくれた。

 この間に、わたしのブログやインスタを見て、多くの元学生や花業界関係者が、ハイファイブサラダの早稲田店や市ヶ谷店、奥神楽坂店に立ち寄ってくれた。店頭で10本のひまわりを抱えて帰った元院生から、店頭や自宅でひまわりを飾った写真が送られてきている。

 『花き園芸新聞』の秋葉記者が早稲田店までインタビューに来てもらった。わたしが同行させていただき、水野社長と渡辺さんにヒアリングをお願いした。

 とにかく、みなさんからこの企画に対して温かい応援をいただいた。感謝である。柴海農園さん、鈴木商事さん、ハイファイブのスタッフの皆さん、ありがとうございました。

  

 この間、学生たちを励ましてくれたハイファイブサラダの近藤さんからは、グループlineにメッセージが届いていた。販売を終えた昨日の夜のことだった。ここで紹介しておきたい。

  

 ほぼ完売との事、皆さま、本当にお疲れ様でした。この台風の中で、一時はどうなるかと思いましたが、小川先生をはじめ、学生の皆様のご協力で予想以上の売上と集客をする事ができました。来店客数とは後日ご報告させて頂きます。
本当にお疲れ様でした。そして、有難うございました。

 

 また、フィールドワーク班長の渡辺さんからは、そのあとにメールが送られて来ていた。企画からイベント実施まで、全体の指揮、ご苦労様でした。

 

 お疲れ様です。

 沢山の方に協力して頂き、無事本番を終えることができました。ありがとうございます。
 2日間で60000円(キャッシュレス除く)の売り上げとなりました。
 廃棄もほとんどなく売り切り、お客様に喜んで頂けたこと、嬉しく思います。
 費用を差し引くと約8000円の赤字となってしまいましたが、イベントの企画から運営まで携わらせて頂き、沢山のことを学ぶことができました。
 今回の課題を踏まえてこれからの活動に活かしていきたいと思います!
 このような貴重な機会を頂きありがとうございます!!