7月の授業で提示された個人課題は、1.ローソンPBのパッケージデザインの変更について、賛否を問う。その理由を述べよ。2.新しいPBのパッケージデザインをどのように修正するか、提案せよ。この2つの課題について36人分のレポートを、約5時間をかけて採点した。
大学院生36人中、最高点(S)は9人だった。思った以上にレポートの出来は良かった。ネット検索とフィールドワークを注意深く実行した学生が高得点を獲得していた。また、ご自身のキャリアがデザイン分野だったり、小売関係の経験を持つ学生が良いレポートを作成できていた。
優秀者9人をリストにして紹介する。今泉さん、吉澤さん、山中さん、山元さん、川越さん、役田さん、森本さん、芦田さん、高橋さん。
なお、次回の補講(8月6日)の中で、優秀作品の評価ポイントを例示してみたいと思う。また、本日、大崎のローソン本部で取材があるので、新PBのデザイン、その後の状況を説明したい。本当の用事は別にあるのだが。
ところで、新しいPBのデザインはこの春から順次リリースされている。すでにメディアでも話題になっているが、部分的にデザインには手直しが施されている。学生たちからレポートで指摘されたような修正も反映されている。
問1については、学生たちの賛否が真っ二つに分かれている。反応は、賛成17人、反対15人。どちらと言うと賛成2人、どちらかと言えば反対2人だった。正直に言えば、もっと反対意見が多いと思っていたが、案外とローソンの戦略的な意図に賛同する学生が多いので、私自身は意外に感じた。
これからローソン本部でインタビューをするので、そのことも踏まえて、賛否の理由を次回のブログでは整理してみたい。