次回で30回目を迎える『食品商業』の連載が終了する。書籍化する前に、経営大学院の「マーケティング論」(2021年前期)で隔週のペースで「ミニ講義」を実施することにした。棚卸を兼ねて、林麻矢さんに、雑誌掲載号の「タイトル」(企業名)をリストアップしてもらった。取材している会社や業界に比して、実際に記事になったテーマは、思いの外に狭く感じる。
課題は、以下の通りである。
1 もう少しテーマとして、ウイング(守備範囲)を広げること。
2 業種・業界を、たとえば、観光産業や地域経済を取り入れること。
3 圧倒的に、企業の幅が狭い。
食品加工産業(植物肉)に関しては、もっと広く企業をカバーできるはず。
4 マクロ経済全体に関するテーマが少ない(「植物の時代」につながる小品)。
連載「農と食のイノベーション」(食品商業、掲載リスト)
はじめに
【シリーズ:農と食のイノベーション(第一回)】 「連載をはじめるにあたって:農場から食卓まで、フードチェーンの未来」『食品商業』(2018年8月号)
企業編
【流通加工産業】
1.「農産物取引プラットフォーム企業:プラネット・テーブル(株)」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第2回)】 「農産物取引プラットフォーム企業:プラネット・テーブル(株)」『食品商業』(2018年9月号)
【流通加工産業】
2.「“植物の時代”の到来を見越して、事業ドメインを再定義する:不二製油グループ」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第3回)】 「“植物の時代”の到来を見越して、事業ドメインを再定義する:不二製油グループ」『食品商業』(2018年10月号)
【流通加工産業】
3.「アジアNO.1のパワーサラダ専門店を目指して:HIGH FIVE SALAD」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第5回)】 「アジアNO.1のパワーサラダ専門店を目指して:HIGH FIVE SALAD」『食品商業』(2018年12月号)
【シリーズ:農と食のイノベーション(第11回)】「(続)HIGH FIVE SALAD:販路にこだわらない勇気が成長をドライブする」『食品商業』2019年6月号
【流通加工産業・オーガニック】
4.「金沢大地(上):土地利用型の有機農業が成立する条件」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第6回)】 「金沢大地(上):土地利用型の有機農業が成立する条件」『食品商業』(2019年1月号)
【シリーズ:農と食のイノベーション(第7回)】 「金沢大地(下):千年産業を目指して」『食品商業』(2019年2月号)
【流通加工産業】
6.「オイシックス・ラ・大地(上):ミールキットのパイオニア、米国ベンチャー企業を買収」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第12回)】 「オイシックス・ラ・大地(上):ミールキットのパイオニア、米国ベンチャー企業を買収」『食品商業』2019年7月号
【シリーズ:農と食のイノベーション(第13回)】 「オイシックス・ラ・大地(下):」『食品商業』2019年8月号
【流通加工産業・生産】
7.「ローソンファーム千葉」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第14回)】「ローソンファーム千葉(上):農業参入への新しいアプローチ(農業FC経営)」 『食品商業』2019年9月号
【シリーズ:農と食のイノベーション(第15回)】 「ローソンファーム千葉(下):農産品の加工と未来への投資」『食品商業』2019年10月号
【流通加工産業・生産】
10.「坂ノ途中:100年先も続く、農業を支えるプラットフォーマーになる」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第20回)】 「坂ノ途中(上):100年先も続く、農業を支えるプラットフォーマーになる」『食品商業』2020年4月号
【シリーズ:農と食のイノベーション(第21回)】 「坂ノ途中(下):海ノ向こうの途上国を支援する」
【流通加工産業・外食産業】
12.「物語コーポレーション」
物語コーポレーション、小林佳雄会長はsmile&sexyなひと、でした。
「物語コーポレーション(上):ユニークな業態開発戦略」『食品商業』2021年1月号(連載24回「農と食のイノベーション」)
「物語コーポレーション(中):“清く正しいフランチャイザー”を目指して」『食品商業』2021年2月号(連載25回:「農と食のイノベーション」)
「物語コーポレーション(下):企業理念のSmile&Sexyはどこから来たのか?」『食品商業』2021年3月号(連載26回:「農と食のイノベーション」)
【食の安全・安心】
5.「食のバリアフリーを実現する:㈱フレンバシー」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第8回)】 「食のバリアフリーを実現する:㈱フレンバシー」『食品商業』2019年3月号
【オーガニック・食の安全】
8.「吉見光の子こども園:オーガニック学校給食の実践と普及の推進」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第16回)】 「吉見光の子こども園:オーガニック学校給食の実践と普及の推進」『食品商業』2019年11月号
【植物工場】
9.「日本最大の巨大ガラス室での野菜栽培の今:SARA@笠岡干拓地」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第19回)】 「日本最大の巨大ガラス室での野菜栽培の今:SARA@笠岡干拓地」『食品商業』2020年2月号
【植物工場】
11.「都市型垂直農業の進化系(上):インファーム@独ベルリン」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第22回)】 「都市型垂直農業の進化系(上):インファーム@独ベルリン」『食品商業』2020年11月号
【シリーズ:農と食のイノベーション(第23回)】「都市型垂直農業の進化系(下):インファーム・ジャパン」『食品商業』2020年12月号
「(続)インファーム:都市型室内農場の国内事業に手応えあり」『食品商業』2012年4月号(連載27回:「農と食のイノベーション」)
その他
A.「データから見る日本の農業:その脅威と未来の機会」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第4回)】 「データから見る日本の農業:その脅威と未来の機会」『食品商業』(2018年11月号)
B.【特別寄稿】 米国西海岸、フードビジネス最新事情(『食品商業』への紀行文)
米国西海岸、フードビジネス最新事情(『食品商業』への紀行文)
D.「“フードエンターテインメント”という新しい業態の誕生」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第17回)】「“フードエンターテインメント”という新しい業態の誕生(上)」『食品商業』(2019年12月号)
【シリーズ:農と食のイノベーション(第18回)】「フードエンターテインメント業態(下):キャラクター・カフェのビジネスモデル」『食品商業』2020年1月号
【持続可能性】
C.「“植物食”は一般に普及するだろうか?」
【シリーズ:農と食のイノベーション(第9回)】「“植物食”は一般に普及するだろうか?」『食品商業』2019年4月号
【シリーズ:農と食のイノベーション(第10回)】「”植物食”は一般に普及するだろうか?(下):植物食産業の振興が食糧自給率を高める」『食品商業』2019年5月号
【持続可能性】
E.【文献紹介】「持続可能な食料生産の地球環境への影響 ―動物性から植物性タンパク質への転換における諸課題
小川孔輔、青木恭子(2020)「持続可能な食料生産の地球環境への影響 ―動物性から植物性タンパク質への転換における諸課題―(ハリー・エイキング博士のアムステルダム自由大学でのインタビュー記録)」『イノベーション・マネジメント』(第17巻)
【植物工場・持続可能性】
F.都市型植物工場の未来
都市型植物工場の未来(Hortibiz、2020年7月7日配信から)