今頃になって、 2012年1月30日にアップした記事「新学期の始まりを9月(国際標準)にするのは、どうでもよいことなのではないのか」(https://kosuke-ogawa.com/?eid=2053)へのアクセスが急増している。毎日100件のアクセスがコンスタントにある。9県の知事たちが、学校のはじまりが見通せない対応策として、文部科学省に提案しているからだろう。
8年前、東京大学が「新学期の始まりを国際標準に合わせよう」と国立大学と有力私大(早慶)に提案していた。東大だけで試行してもよさそうなものだったが、就職活動の時期などで足並みがそろわなかった。当時は、経団連が後押ししてくれたのに、政治的にうごく大学からの支援がなく、東大の案はとん挫した。
今回が二度目のチャンスになる。さて、今度は知事からの要請になる。しかし、この案もとん挫すると予想する。なぜならば、提案の時期が遅すぎたから。提案するならば、コロナが感染をはじめて休校がはじまったタイミングにすべきだった。
たとえば、法政大学などはすでにオンラインで授業がはじまっている。わたしも正式(マーケティング論、大学院ゼミ)、非公式(学部ゼミ)に授業をはじめている。9月開校と言われても、「いまさら??」である。他大学も5月の連休明けには、オンラインで授業がはじまるだろう。
そんなわけで、もっとはやく東大が声を上げるべきだったと思う。あの時の提案・推奨者はどこに行ったのだろう。再チャレンジのチャンスだったのに。