学部フィールドワーク、女性向け小型かばんの記事(日経新聞、本日づけ)

 本日発売の『日経新聞』に、ストライプインターナショナルと小川ゼミが共同開発したサコッシュの記事が出ています。ゼミ卒業生の神谷佳緒里さんから連絡がありました。本当は12月中旬までに掲載の予定でした(女性向け小型かばん(法政大):日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO54363850U0A110C2TCN000/)。

 掲載記事は、有料会員限定のもので、「女性向け小型かばん(法政大) 学生の感性、デザインに反映」というタイトルになっています。今年度のストライプ班の学生たちふたり(3年生の大沢さんと4年生の和泉さん)が、去年の秋に大学広報からの依頼で、日本経済新聞記者のインタビューを受けていたものです。
 わたしも同席していましたので、コメントが載っていました。たしかに、ありそうでなかった商品かもしれません。発売が好調だったので、11月には3色を倍に増産して再発売されています。後期に向かっては、2千円台に値段を抑えて、しかもオーガニックコットン素材で発売されます。
 売れ行きについての情報は、わたしのところには入ってきていません。「もうすこし値段を抑えてみては?」がわたしからのアドバイスでした。というのは、店頭と売り上げのデータを見ていると、本来のターゲットの20代女子の購入率が低かったからです。
 今回は、ターゲットにうまく刺されば、前回以上に販売は好調に推移すると思います。担当の鈴木マネジャー、実際のところを教えてください!
 
 と、ストライプの鈴木さんにメールを送ったら、さっそく返信がありました。
 

 今週から、新作第二段発売‼️
 前回の反省ターゲットが20歳前後の為、価格が高かったので、価格を抑えました。
 素材がメゾンフルール定番のサテンから、オーガニックコットンへ変更。
 カラーを春も使える春カラーに変更。
 また売れます‼️
 今度も、これは売れますね。
 
  
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女性向け小型かばん(法政大) 学生の感性、デザインに反映」2020/1/15付)
 
 法政大学が製作した女性向けの小型かばん「サコッシュ」が人気を集めている。アパレル製造販売のストライプインターナショナル(岡山市)のブランド「メゾンドフルール」と組み、2019年春に製作を開始、同9月に発売した。リボンとフリルを配したデザインが特徴で、価格は5489円。同社店舗のほか、インターネットサイトでも販売している。
 製作したのは、同大経営学部の小川孔輔教授のゼミ生ら。あらかじめブランドの使用は決めていたが、何を作るかは白紙だった。キッチン用ミトンや洗濯かご、抱っこひもなどいろいろな製品アイデアが出る中で、最終的に「かわいらしいサコッシュ」に決めた。
 次の課題は、大きさとデザイン。女性の持ち物を考慮して、長財布とスマートフォンがうまく収まるサイズ(縦15センチ×横22.5センチ×マチ幅5センチ)に決めた。主な購入層を10代から20代前半に想定したデザインは「やり過ぎるくらいかわいい方がよい」と判断して、カバンの印象を左右する中央部に大きなリボン、周囲にフリルを配した。カバンの色はブラックとネイビーのダーク調のほか、華やかな印象のベージュも加えた。
 発売時には、ゼミ生たちが実際に店頭で販売を経験した。経営学部3年の大沢奈都稀さん(21)は「製品プロモーションの難しさを肌で感じた」といい、同4年の和泉愛里紗さん(22)も「実際の購入層が狙いよりやや上だったが、売れた喜びは格別」と話す。
 小川教授は「ありそうでなかった製品を作り、自分らで売った達成感もある」と高く評価する。