ナイキの厚底シューズ(ズームフライ)を衝動買い

 昨日のこと、午後一番のヘアカットが早く終わったので、そのあと浜町の総合スポーツセンターで、標準パターンで筋トレをして、トレッドミルの上を9KMほど走った。とても気持ちがよくなったので、そのまま帰宅せず、ナイキの原宿店で新しいランニングシューズを購入することに決めた。

 

 東京オリンピック2020のマラソン出場者選考レースMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)が、先週の土曜日(9月14日)に開かれたた。男子は、中村匠吾選手(富士通)と服部勇馬選手(トヨタ自動車)が、ワン・ツー・フィニッシュ。タイムは2時間12分台。平凡なタイムだが、あの暑さでは致し方がない。

 大迫傑選手は、服部選手に4秒遅れて3位に沈んだ。大迫選手にとって、この結果は残念無念だっただろう。でも、彼の日本記録を半年以内に敗れる選手は出ないだろう。男子の東京オリンピック出場者は、この三人で決まったと思う。

 表題にすぐに入らずに、MGCの結果を書いたかと言えば、上位入賞者の三人ともに、ナイキの厚底シューズを履いて走っていたからだ。しかも、そのモデルは、「ナイキズームX ヴェイバーフライ ネクスト」という単一モデルである。通称では、「ズームフライ」と呼ばれている。

 

 かなり前から気になっていたモデル(2016年発売?)だったが、「もう、これは買わねば!」と思い立ったのは、元秘書の福尾美貴子から飛んできた一通のメールの影響だった。MGCを見た当日、わたしは水元公園まで往復10KM走って帰ってきた。自宅に戻ると、「こんばんは。今日のMGCはすごかったですね。夕方、シューズを見に行ったら、ピンクのナイキの売れ行きが好調との話でした。(わたしには)恥ずかしくて買えません」(福尾さん)。

 わたしはこれを、「先生、買ってください!」とのメッセージと受け取った。厚底シューズのお値段は、1万円から3万円まで。福尾さんは、幕張のイオンタウン「スポーツオーソリティ」で見たらしいが、浜町から幕張までは逆方向になる。

 4日後の昨日、わたしは、思い立って原宿のナイキ本店に向かった。「厚さより速いものはない」が、ズームフライのキャッチコピーだった。

 店内はほぼ満席。なんの躊躇もなく、二階の壁際に展示されている最高級のピンクのモデルを履いてみた。いつもは25CMだが、フィット感は25.5CMのほうがよかった。お値段は、税込みで29700円。展示されているモデルでは、最も高額なモデルだったが、店員さんにはさっとプラスティックカードを出した。

 

 帰り道で、かつての好敵手(元ゼミ生で東京マラソンを一度だけ一緒に走った)にメールを出した。いまやとても走り勝てなくなった関戸君へ。かれは、2020東京マラソンに三度目の当選を果たして、今回はサブ3.5(3時間半)を狙っている。

 「MGCでみんな履いていた、ピンクのナイキモデルを買いました!」と連絡したら、すぐに返事が戻ってきた。

 「ナイキのシューズ、聞いた話ですが、前に体が傾くような作りになっているのでそこへの慣れがいるようです。バネが強すぎるというか、跳ねる感じがするらしいです。近いことを書いている記事がありましたのでご参考までに(https://morishiworld.com/zoom-fly/)」

 いまから、試走してみるつもりでいる。どんなバネの走りになるのか。今週末は、一関ハーフマラソンを走ることになっている。未体験の体験談は、今週末の結果次第で。久しぶりに、走りが楽しくなりそうだ。