辻中俊樹さん(マーケティング・ディレクター)、基調講演レジュメ(2019年6月18日)

 明日、JFMAの総会と定例セミナーが、法政大学の経営大学院(新一口坂校舎)で開催される。わたしたちの協会(日本フローラルマーケティング協会)は、一年後の2020年5月18日に創立20周年を迎える。組織と時代の節目を意識して、今回は「平成の30年を振り返り、令和のトレンドを読み解く」ためのセミナーを開催することにした。

 基調講演の講師には、マーケティングのトレンド分析者として高名な辻中俊樹さんをお迎えしている。近著『マーケティングの嘘』などで、マーケティングや消費者の真実に迫る分析で、時代の風景の変化を辻中流に鋭く喝破している。
 わが協会のために、わざわざ植物や季節感、身近な風景の変化について分析をしてくださっている。明日の基調講演のレジュメを、以下で紹介することにする。本編は、実にもっと興味深いものがある。
 JFMAの会員でなくとも、聴講は可能である。大学院生も興味があれば、参加してみてはどうだろうか?
 辻中さんは、マクロ環境の変化をミクロ事象から読み解くのが得意技。わたしが大好きな「国道16号線話」の提唱者でもある。 
 セミナーへの申し込み連絡先は、
 URL: http://www.jfma.net/ から
 TEL:03-3238-2700(日本フローラルマーケティング協会)
 FAX:03-3238-2701
  
  
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『平成を振り返り、 令和の消費トレンドは?』
 日時:2019年6月18日
 講師:辻中俊樹(マーケティングプロデューサー)
 場所:法政大学経営大学院(新一口坂校舎)
   
〈1〉マクロとミクロのインサイト
1-1 平成を概括する視点
1-2 シニアという〈暮らし〉をとらえる
1-3 たとえば「52週販促カレンダー」の限界
1-4 標準世帯などとの重層化
1-5 新しい〈暮らし〉のリズムとは ー エスノグラフィ アプローチ ー
   
〈2〉〈暮らし〉のリズムと気持ちスイッチ
2-1 自然のリズムとシンクロ
2-2 走りと名残り ー単純化しすぎた売りのしかけー
2-3 サイエンス、テクノロジーの範囲
2-4 土の香りのする〈暮らし〉 花ではなく花のある〈暮らし〉
2-5 Emotional  Switch  Mapping ー〈暮らし〉気象台 ー