法政大学、箱根駅伝で堂々の6位。来年はさらなる高みに昇ることが確実

 5区の青木涼真君(山昇り)や6区の佐藤敏也君(山下り)の快走があって、法政は往路5位。総合6位で大手町にゴールした。戦前から法政は3位を狙える位置にいると予想していた(昨年1月3日のHP)が、それに近い結果になった。この二年間の精進のおかげだ。

 

 それにしても、青学の勝利は完璧だった。脱帽するしかない。指導方法と選手層の厚いこと。来年くらいまでは、青学の箱根は優位が揺らぎそうにない。東洋の往路快走はあっても、復路では青学にまったく歯が立たなかった。早稲田も安定しての好走だった。こちらも選手層が厚いことが実証された。

 2年分のデータ(2016年~2017年)に基づいて、各校の順位を予想していた。法政は同然のことながら、最大に3位を狙える位置にいた。結果は、最後の10区で、早稲田と日体大の後塵を拝して6位になった。しかし、タイム差はわずかに1分。総合順位を二つ上げただけでなく、チームとしてタイムを昨年より5分短縮している。

 二年間(2016年対2018年)では、10人で約21分。ひとりあたり2分の時間短縮になる(参考データ参照)。青木くんと佐藤君の快走がすべてではない。もちろん二人とも、来年も箱根の山道を走ることになりそうだが、全体のレベルが上がっている。最後は惜しくも届かなかったが、どの区間でもある程度は見せ場を作ることができた。

 

 来年は、もっと上位を狙えるだろう。もしかすると、2着あるいは3着はありうる順位だ。さすがに青学には手が届かないだろうが。しかし、箱根は何度もあるから、もしかすると、、、、

 よくよくデータを見るとわかるが、法政が去年のタイムだと、シード権獲得ができなかったことがわかる。また、順天堂や駒沢が大幅にタイムを落としたわけでないことがデータからは明らかだ。全体的に大学駅伝のレベルが上がってきていることがわかる。

  

 

<参考データ> 

2018年箱根駅伝 上位チームのタイム

順位 大学名  2018年  2017年   2016年

 1青山学院大学 10:57:39 11:04:10  10:53:25

 2東洋大学    11:02:32 11:11:31 11:00:36

  3早稲田大学   11:09:09  11:12:26  11:07:54

  4日本体育大学 11:09:28  11:15:39 11:11:32

  5東海大学      11:10:09  11:17:00  11:09:44

  6法政大学      11:10:20  11:15:56  11:31:12

  7城西大学      11:12:12   *               11:20:06

  8拓殖大学      11:12:32  11:24:22    11:23:54

  9帝京大学      11:13:26  11:20:24  11:15:21

 10中央学院大  11:14:25  11:15:25  11:13:31

 11順天堂大学  11:14:39  11:12:42  11:11:24

 12駒澤大学     11:15:13  11:16:13   11:04:00

13神奈川大学   11:17:08  11:14:59  11:20:07