マクドナルド帝国を作った稀代の起業家、レイ・クロックの生涯を記録した『ファウンダー:ハンバーガー帝国のヒミツ』が7月29日、日本で劇場公開される。『マクドナルド 失敗の本質』の著者として、映画配給会社より試写会に招待された。残念ながら、スケジュールがあわず。
いまから自宅(PC)にて、配給会社「楽舎」から送られてきたDVDを鑑賞することになる。今日中に感想を書き終えるつもりでいる。わんすけ先生の映画評論家としてのデビュー。そういえば、去年は、劇団四季からの依頼で、「ライオンキング」のビジネス顧客向けのプロモーション記事を書いたこともあった。
このごろは、新聞・雑誌、テレビなどコメント依頼が増えている。こんなお仕事がいただけるなら、これまでテレビ出演はお断りしてきたが、そろそろアクセプトの準備をしてもいいのかもしれない。そのためには、禁酒生活に入らねば。
さて、劇場公開用のオンラインでの解説依頼は、東洋経済新報社(松浦大記者)から。アイデアとして、なかなかいいところに目をつけてくれた。つぎのようなスペックでの原稿を所望されている。
①媒体:東洋経済オンライン
②配信予定日:7月週末のどこか
③分量:横書きワードで1500文字以上、3500文字以下
④内容:映画の内容紹介とマクドナルドのビジネスモデルの解説
<試写会招待状の文面>
世界最大級のファーストフードチェーンを作り上げたレイ・クロック。日本国内でも多くの起業家たちに、今なお絶大な影響を与え続けている。50代でマック&ディック兄弟が経営する<マクドナルド>と出会ったレイが、その革新的なシステムに勝機を見出し、手段を選ばず資本主義経済や競争社会の中でのし上がっていく姿は、まさにアメリカン・ドリームの象徴だ。手段を選ばず資本主義経済や競争社会の中でのし上がっていくレイと、兄弟の対立が決定的になる過程は、どこか後ろめたさを感じながらも、スリルと羨望、反発と共感といった相反する複雑な感情を観る者に沸き起こすに違いない。
型破りな起業家レイ・クロック役を演じるのは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)でアカデミー賞主演男優賞ノミネートのマイケル・キートン。ギラギラとした野心と圧倒的な情熱を持ちアクは強いが人々を魅了するレイを見事に体現している。レイの妻エセル役を『わたしに会うまでの1600キロ』(14)でアカデミー賞候補になったローラ・ダーン。職人気質で人の良さがにじむマクドナルド兄弟役には、『ロング・トレイル!』(15)のニック・オファーマン(弟・ディック役)と、『テッド2』(15)のジョン・キャロル・リンチ(兄・マック役)。そのほか、アメコミ大作『アクアマン(原題)』の公開が控えるパトリック・ウィルソン、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)のリンダ・カーデリーニら実力派が脇を固める。監督は、『しあわせの隠れ場所』(09)、『ウォルト・ディズニーの約束』(13)のジョン・リー・ハンコック。マクドナルド兄弟の子孫や家族からの信頼を得て、兄弟とレイの書簡や記録写真ほか多くの資料をもとに、『レスラー』(08)のロバート・シーゲルが書き上げたオリジナル脚本を映像化した。
熱い情熱で挑戦を続け、世界有数の巨大企業を築き上げた彼は英雄なのか。それとも、欲望を満たす為にすべてを飲み込む冷酷な怪物なのか。野心と胃袋を刺激する物語。
<STORY>
1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店<マクドナルド>があった。合理的な流れ作業の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し、契約を交わす。次々にフランチャイズ化を成功させていくが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟との全面対決へと突き進んでいくーー。