青山学院大学の小野譲司さんから、商業学会主催の「夏の学校」で、特別講師を依頼された。ふだんは商業学会の会合(全国大会、関東部会)に出ることはめったにない。小野さんは大事な研究者仲間である。開催の趣旨も若手育成のためのようだ。喜んでお引き受けすることにした。
正式名称は、「日本商業学会 第6回 Marketing 夏の学校」というらしい。今年で6回目になる。企画書を見たら、立派なプログラムになっている。しかも、これまでの特別講師たるや、素晴らしい一流の流通マーケティング研究者ばかり。わたしなどに、声をかけていただくだけでも光栄だろう。
第1回(2012年)
特別講演 Ⅰ 田村正紀先生
特別講演Ⅱ 小田部正明先生
第2回(2013年)
特別講演Ⅰ 上田隆穂先生
特別講演Ⅱ 石原武政先生
第3回(2014年)
特別講演 田村正紀先生「優れた研究をいかに行うか」
第4回(2015年)
特別講演 石原武政先生
第5回(2016年)
特別講演 阿部周造先生「消費者行動研究 -より確かな知識体系を目指して-」
マーケティング・サイエンス系の先生は、上田先生ひとりだった。わたしをセミナー講師に指名してくれたのは、小野さんだろう。JCSIなどサービス分野の研究で、小野さんはわたしにとって大事な共同研究者である。
夏の学校のスクール長にかわって、せっかくなので、開催趣旨を紹介する。
<開催目的>
流通・マーケティング研究の未来を担う若手研究者や大学院生らが一同に会し、セミナーや交流会、懇親会を共にすることを通して、以下のことをめざします。
①地域・大学・ゼミを越えた人的なネットワークの形成
②普段は味わうことができない学問的刺激の獲得
③研究者(およびその卵)としての意識の高揚と見識の獲得
④自己の研究を見つめ直す(評価してもらう)機会の獲得
⑤研究の方法論や分析手法に対する適切な認識の獲得
⑥論文執筆と投稿に関する適切な認識(知識と姿勢)の獲得
<日程および開催場所>
2017年9月3日(日)〜9月5日(火)。
IPC生産性国際交流センター(神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村)。
<プログラム>
【集合】2017年9月3日(日)13:00 IPC生産性国際交流センター集合
【第1日目】
13:30 開校式・自己紹介
14:30 特別セッション「海外論文投稿と国際共同研究」
講師:川上智子先生(早稲田大学)
16:30 ポスターセッション
18:30 夕食と懇親会
【第2日目】
09:30 グループセッション
12:30 昼食
13:30 特別講演
講師:小川孔輔先生(法政大学)
16:00 小川先生特別セッション 個人研究報告
(D以上の参加者の中から報告者2名)
18:00 夕食と懇親会
【第3日目】
09:30 若手研究者との交流会
ゲスト講師:石田大典先生(帝京大学)、結城祥先生(中央大学)
11:00 閉校式
わたしのセッションの狙いについては、つぎのようになっている。
<小川孔輔先生 特別講演>
マーケティング・サイエンスをはじめとしてブランドや流通などにも渡る幅広い研究業績を国内外で多数発表されるとともに、企業のコンサルティング、官庁における委員会・プロジェクト等でも第一線でご活躍されている小川先生に、これまでのご経験を踏まえて、研究の進め方や研究を通じた教育・社会貢献のあり方についてご講演いただきます。また、参加者が研究報告を行い、今後の発展のさせ方などについてアドバイスをいただきます。
興味のある方は、つぎの場所にコンタクトを!
申し込み・問い合わせは、下記アドレスにお願いします。
マーケティング夏の学校事務局