京都女子大へ、新幹線通勤(通学)が8回目になりました

 4月から始まった京都への通勤が、8日目になった。女子大での講義もあと4回。8月4日に大阪四季劇場で「キャッツ」の公演を女子学生たちと観劇する。これを入れると、残りは5回。夏が近づいて通学はややつらくなっている。関西の盆地は、予想にたがわず湿度が高くて暑い。「教授もつらいよ」である。

 

 そういえば、先週末に、『新潮45』から、8ページの論考「社長はつらいよ」が改題され、「社長の「履歴」大研究」として発刊されている。急なタイトル変更で、筆者としては、大いに戸惑っている。

 著作権的には、編集長がタイトルを決める権限を持っているということらしい。どうにも腑に落ちないのだが、出版社とやりあってもどうしようもない。

 評判については、いまのところ、どこからもレスポンスがない。どこかの出版社や雑誌社から、「社長シリーズ」を世の中に問うてみては?とお声がかからないかと期待している。コンビニの話はそのようにして始まった。

 

 さて、本日は、久しぶりに電車のなかで本を読んでみようと思っている。このところ、豊橋辺りまでは、うとうとしていることが多い。そろそろ、脳みそにビタミン剤が必要なタイミングだ。

 カバンの中に抱えていくのは、矢嶋孝敏・池坊専好『いけばなときもの』三賢社。先月、矢嶋さんから送られてきた新刊本だ。矢嶋さんが好きな「文明・文化論」の枠組みでいえば、生け花と着物は、どちらも「文化的な営為」に属する美的生活(アート)の一部なのだろう。

 まだ読んでもいないのに、そんな話が本書の中では展開されているのでは?と想像している。このところ、連続して矢嶋さんは対談集を出している。前回が、元東大の伊藤元重教授との対談。その前にも、一冊本を出版している。「産地を守る」のようなことだったような、、、

 

 週末は、神戸の息子夫婦と孫たちと過ごすことになっている。ふたりの孫がともに、先週は入院していた。共稼ぎの夫婦がふたりの子供を育てるのは環境的にはきびしい。金曜日は京都で教えているので、週末はできる範囲で、息子家族のために救援に移動している。

 つくづく思う。いまの日本の社会では、「共稼ぎ家族はつらいよ」である。ほんとうに、子育てがたいへんな社会になった。