新書の執筆依頼が同時に2册、『コンビニビジネスの不都合な真実』(NHK出版)と『経営者はなぜ走るのか』(小学館)

 一昨日と昨日、ほぼ同時に執筆依頼があった。水曜日は、NHK出版から新書の執筆依頼。『新潮45』の新春号に掲載された「ローソンがセブンを超える日」を読んだ編集者のかたが、「コンビニと流通の未来」について書いてくれないかとの問い合わせがあった。

 

 昨日は、小学館の園田さん(新書担当)が研究室に来訪。以前から、わたしが勝手に出版を企画していた「経営者はなぜ走るのか」を編集会議に出してみたいとのこと。ふたりで、編集内容について企画会議をもった。言われてみれば、これまではアイデア先行で、企画内容を詰めて考えてみたことはない。

 「マネジメント」と「ランニング(とくにフルマラソン)」の類似性や経営との関連性について、園田さんと一時間ほどブレストを行った。当面の結論は、経営者がなぜ走るのかと言えば、①一人になる時間がもてること(ゴルフやテニスでは相手がいる)、②計画性という点が共通している(達成のゴールが数値として見える)、③実質的に、肉体的に健康になるため、④走る行為は頭の整理に役立つ(わたしの経験では、コンピュータのハードディスクを”デフラグする”のにランニングは似ていると思っている)など。

 企画案は、来週の企画会議に提出されるらしい。目玉は、う~ん、ここでは秘密にしておきます。ヒントは、「月刊ランナーズ」(アールビーズ社)にご協力をいただくこと。「小学館の社内ではあまりランナーがいないのですよ」と園田さんは嘆いておられた。ご自分は、ロードバイクをやる。ときどき海外遠征もしている。

 

 なお、コンビ二本の仮タイトルは、わたしからの提案で、仮に『コンビニビジネスの不都合な真実』とさせていただいた。章立てなどは、早速昨日、編集者の山北さんから送られてきた。二ページにわたっている。青木さん、いまから送りますよ。作業開始です。

 この話を聞いたJFMAの松島義幸さんからのご指摘は、「先生、またパクリですか?」。そうそうなんですが、でも、売れそうだから、いいじゃないですか!もちろん、「マクドナルド、失敗の本質」の二番煎じです。