【お知らせ】 7月発売の著書(CS,ES,サービスの本)は、書名が『CSは女子力が決める!』になりそうです

 この件に関しては、近年になく、二転三転、紆余曲折がありました。3年前に『日本でいちばん喜ばれているサービス』の企画で始まり、最終的には『CSは女子力が決める!』というタイトルに落ち着きそうです。途中で、先月は、『情熱(パッション)企業』の時期があり、いまの書名に戻りました。



 わたしがめったに使わない、流行語っぽい表現の「女子力」については、賛否両論があります。まわりに尋ねてみたところでは、「8:2」で賛成が多めでした。意外にも、学術・調査畑のひとに、反対の意見が多かったのが印象的です。
 一般人は、ターゲットや値段、本の厚さ(笑:わたしが厚い本を狙っていることを知ってか、、)を、娘に至っては、自分の好みから、「装丁」の雰囲気などを提案してきました。

 さて、この書名(案)を、アシスタントの青木恭子に送ったところ、すぐにコメントが返ってきました。彼女は、「(情熱企業より)こちらの方がピンときます」という意見でした。
 青木は、対象企業のうちの6社(クロスカンパニー、劇団四季、ロック・フィールド、呉ベタニアホーム、オルビス、シンガポール航空)のインタビューに同行しています。取材で一緒でなかったのは、ヤオコーだけです(これは、雑誌原稿の使いまわしだから)。
 それと、「女子力」に決まりそうなのを知って、全部のドラフトを読んでいる彼女からは、つぎのようなメールが来ました。転送して引用しました。

 「女性は男より生活がマルチなので、限られた時間のなかで仕事する人たちを結ぶのに、会社に求心力がいる気がします。そういう魅力がある企業がCSが高く、業績上がるというのが本の内容という印象です」(青木恭子)

 さらに、
 「女性だけとも限りませんが、世の中、中央集権と反対の分散型のネットワークでマルチに動いていて、人の生活、意識のベクトルが人それぞれ 。そういう時代に適応した求心力を生み出した企業がホワイトということかなと考えています」(同上)

 さすがです。ほぼ全企業のインタビューを一緒に歩いて、彼女が取材メモを作成してくれました。基礎データ収集も担当して、原稿読みにも参加してコメントをくれましたから、これは読者代表の(読後の)言葉です。一部はすでに、序章の原稿に反映させてもらっています。
 その彼女が「女子力」を分析してくれました。サンキューです。これでいけそうですね。