2014年欧州ツアー(#3):チェコは発明王国だった!

 朝6時に目を覚ました。外は氷点下8度らしい。昨日のブログは、ブランボラークを食べてバドワイザーを飲んだという自分事だけだった。初日のツアーの内容をまったく書いていなかった。多少は記録を残しておく。


午前中は、プラハ城などを見物。11世紀から16世紀あたりに完成した史跡(教会や城)を見た。そして、旧市内をひたすら歩いた。ガイドさんによると、小さな町だから、大型のバスが路地には入れない。だから、ひたすら町中を歩いてもらうのだそうだ。

 お昼は、スビチコバというチェコ料理だった。玉ねぎやニンジンを煮込んで作った野菜ソースをローストした牛肉にかけて、蒸しパンを浸す。クリームにこけ桃の甘いジャムを添えてある。野菜ソースは裏ごしをしてあるらしく、きめが細かい。一昨年のボーランド旅行では、ショパンがよく食事をしたという洞窟レストランに行った。雰囲気が似ている。チェコのレストラン自体はもっと明るくて清潔だった。

 食事のときにガイド(小野洋子に似ている!)の高橋さんから聞いた話。近代初期に栄えたチェコ人は大発明家だった。工業国の歴史的遺産は、まずは物騒だがピストルだ。ピストルはチェコ人が発明したもの。むかし、やくざ映画で、ピストルのことを、チェカと呼んでいた。あれは、チェコの意味だそうだ。その他に、ロボット(造語)、電子レンジ、ソフトコンタクト、ストッキングの繊維もチェコの発明だった。すばらしい。

 さて、午後はお花やさんめぐり。これも新市内まで歩きとおした。花の値段は、やや高い。氷点下2~8度の世界で暮らしているのだから仕方がない。

 午後遅くに、ショッピングセンターに寄った。世界中どこにでもある、モール型のものだ。ザラやH&M、マークス&スペンサー、テスコなどが入店している。例によって、花売り場をチェックした。両店はともにイギリスと同じようなオペレーションと品揃え。基本は日持ち保証販売がなされている。だいたい、8~15本束で、1本あたりは、60円(カーネーション)~100円(バラ)。輸入品中心だから、グローバル価格だ。

 ガイドさん曰く。このごろ町から花屋さんが消えた。たぶん、あたらしいSCに入っているテスコやM&Sの花売り場の影響だろう。品質と値段で太刀打ちできないからだろう。

 本日夜には、パリに移動する。