2014年欧州ツアー(#2):プラハの居酒屋、BUDVARKAでブランボラークと元祖BUDWEISERを注文する

 初日のツアーは、夕方4時に終わる。市内観光と花屋さんめぐり。ガイドさんに頼んで、わたしだけ帰りのバスから居酒屋に降ろしてもらう。この店は、ホテルから15分のところにある元祖バドワイザーを飲ませてくれる店だ。名前は、BUDVARKA。


本来の目的は、チェコのお好み焼き、ブランボラークを食べるためだった。いまテーブル席に座って、バドワイザーとブランボラークを頼んだ。ガイドの高橋さんによると、日本人が行くような普通のレストランでは、ブランボラークは食べられない。知らなかったが、庶民の食べる居酒屋メニューらしい。

 ガイドの高橋さんは、人形劇の専門学校に留学するためにチェコに来た変わり者。日本に帰ったときに、原宿にあったANOに連れていかれたらしい。「あんなにたくさんのブランボラークがメニューにあってびっくりした」。
いま持ってこられたブランボラークは、ポテトを小麦粉でまぶしてあげた「さつま揚げ」のような丸い形をしている。 

 本当はもっと大きくてたくさんの量らしいが、わたしが「そんなに食べられないから」と言ったら、「4切れ(フォーピーシーズ)」だけにしてくれた。

 むかし原宿にあったANOで食べたブランボラークよりもあっさりしている。やや塩味がきつい感じだ。金曜日の夜で、若い人でいっぱい。とにかく、バトワイザーとおつまみがオーダーできて満足している。レストランの窓ごしに、雪道をトラムが走る風景が見える。高緯度の欧州の冬。外はたそがれている。暗くなるのが早い。よく見ると、どのお客のグループもバドワイザーだけを飲んでいるみたいだ。わたしのように、おつまみにブランボラークを頼んでいる客はいない。ひたすらビールだけを飲んでいる。

 写真を何枚か撮った。そろそろホテルに戻らねば。雪道を15分。転ばなければよいが。