バリ勝男くん、新フレーバー”わさびマヨ味”がSAで売れすぎて入手不可?

 「シーラック(株)」(焼津市)と法政大学(小川ゼミ)が共同で開発した新製品(バリ勝男くん=かつおぶしチップ)が、静岡県内のサービスエリア売店で爆発的に売れているらしい。一緒に学生を指導してもらっている「販促研」の杉山社長(元大学院生)からわたしの携帯にメールが入った。



 「小川先生、新しいバリ勝男クン、人気で手に入り辛いです! 今もサービスエリアに問い合わせたのですが、残り三つで再入荷は未定と言われました。」(杉山さん)

 バリ勝男君の新しいフレーバーは、学生たちの発案と実際に試食した結果、”わさびマヨ味”に決定した。新しい「かつおぶしチップ」の発売にあたっては、12月24日のクリスマスイブの日に、ゼミ生の前田さんとシーラックの長谷川さんが地元浜松のラジオ(K-MIX)に出演。約10分間、開発の経緯と製品の特徴を話した。
 同時に開催されたイベントには、複数のテレビ局が取材に来たらしく、「そのうちの一社は、翌日に放送で映像が流れました」(前田さんからの情報)。
 サービスエリアで、ニューフレーバーのチップが爆発的に売れている。それは、たぶんテレビとラジオの効果だろう。杉山さんのメールにもあるように、高速道路のSAでは、製品の追加発注が間に合わなくなっている。
 今年の年末にかけては、静岡県内の駅構内のキオスクにも、新製品が配荷されることになっている。それまでは、買いたくとも商品が置いていない状態である。なお、法政大学の生協では、「バリ勝男くん」の既存製品2アイテムと「わさびマヨ味」がすでに置いてあるはずである。

 今回のパッケージは、学生の発案によるものである。わたしも、学生が書いた絵コンテをみせてもらっていた。雪をいただいた青い富士山が背景のおもしろいパッケージである。なんと、主人公の「勝男くん」の他に、新しいキャラクターとして「わさび先輩」が登場している。
 というわけで、年末年始は、静岡のSAとキオスクに、サングラス姿のわさび先輩を探しに行こう!(笑)

 シーラックさんには、年内での発売にこぎつけるため、ずいぶんと無理をしていただいた。どうにか、賞味期限のテスト問題がクリアできたようだ。そして、商品が実際に売れている。うれしいことだ。
 学生達、シーラックさんに感謝しなさいね。ここまで学生たちのフィールワーク(課外実習)のためにやってくれる企業は、世の中広しといえど、そんなに多くはないのだよ。