待ちに待った白鳥が、オホーツクの海を渡って近くの調整池に戻ってきた。二羽が餌場で喧嘩をしているのを見て、今朝は嬉々として池の周りを走ってきた。去年の3月に11羽が去ってから半年が経過している。昨年は11羽、一昨年は17羽が飛んできていた。
「白鳥の会」の掲示板によると、11月18日に成鳥が一羽、25日に成鳥が一羽、別々に飛んできた。わたしは仕事が忙しくて、しばらく調整池をジョギングで周回できていなかった。彼らが池に飛来してくると、朝方に甲高い声を聴くのだが、今年は気が付かなかった。
シベリアから日本に戻る途中で遭難でもしなければ、まだ10羽近くは飛来してくる可能性がある。待ち遠しいのだ。
白鳥がやってくると、本格な冬の寒さが到来する。衣装ケースから厚手のコートをひっばりだしはじめ、半袖のシャツをクリーニング屋に出しに行く。そうなのだ。白鳥が来ないと、年賀状を印刷したりお歳暮の注文をしたりする気が起こらないのだ。
「今年は、喪中にするの?」。昨夜、かみさんに尋ねられた。実の妹を失った妻は、今年は喪中ハガキを出し終わったようだ。「普通に年賀状を出すことにしたよ」とわたしは彼女に返答しておいた。年賀状を大量に買い込まないといけないからだ。
そろそろ賀状の文面を考えなくてはならない。印刷用のインクも買いそろえねば。
昨日は、法政大学大学院の101号教室で、オランダ大使館主催で「MPSセミナー」を開催した。「MPS」は、オランダの園芸作物の環境認証システムである。わたしたちJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の子会社「MPSジャパン」(本社:千代田区麹町)が、アジアの総代理店を担当している。
オランダ本国からデグルート総裁を迎えて、4時間のセミナーと懇親会(ボアソナードタワーの食堂)を行った。関係者を含めると参加者は80名弱。101教室が満杯だった。同時通訳のブースを仮に設営したから、有効に使えるスペースも少ない。
狭くなってしまった会場には、MPS生産者や認証団体の市場・仲卸だけではなく、イオン、ヤオコー、日比谷花壇、生協などのバイヤーさんなど、小売りや輸入会社からもたくさんの参加をいただいた。
特筆すべきことがひとつ。オランダのMPS本部から、MPSのプロモーションに関して、日本は独自の展開をすることを容認してもらった。いまだ知名度の低いMPSとMPSマークにとって、プロモーション面で一歩前進である。昨日の大いなる成果である。