4月15日、朝7時半。昨日から北京にいる。快晴だ。黄砂もPM2、5も気配すらない。街を歩いていても、ほとんどを誰もマスクをしていない。鳥インフルエンザで一人が死んだくらいでは動じないのか。この国には13億人が住んでいる。
岩崎一彦さん(第一交易、元院生)の案内で、北京市内では最も新しく開発された商業地区を見た。新光天地。台湾系の百貨店が運営しているモールである。名だたるブランドはほとんどが入っている。ARMANI、VUITTON、Dior、COACH、GUCCI。客が入っているところと、そうでもないところがばらばら。むしろ、パーティー用のドレスを扱っている店舗にひとがたくさん入っている。中国人の接客とは思えない、客なのか店員なのかわからないが、楽しそうににこやかな売り場、不思議な光景に出くわした。ブランド名は?、わたしには読めないスペル。青木が控えている。
行きの飛行機の中で、ユニクロの元社員で、一橋大学出のフリーライターが書いた本を読んだ。ユニクロ町田店にいた同僚の訪問記録である。1990年代後半の雰囲気がよく書けている。2時間半で読了。
横田さんのユニクロ批判本(裁判で係争中)より、さらに売れるだろうな(苦笑)。1年だけユニクロで働いて辞めたライターが、10年後に元をとるという話になっている。書評は帰国してから書く。小売業で働くのは過酷なこと。そんなあたり前なことでも、ユニクロと柳井さんをネタにすれば売れるのだ。
さて、本日は、朝から岩崎くんが販売している商品が置いてある店を見て歩く。日本の中小企業(日本製のストッキングやレギンス、インナーウエア)が、中国市場でどのように戦っているのか?その現場を見てまわる。こちらのほうが、現場はもっとシビアで過酷だ。