オーストラリア訪問記録#3:クロコダイルでBBQパーティー

 誕生日の日は、空路、シドニーからメルボルンに移動した。海外にいるせいか、3人の子供達は、わたしの誕生日を忘れているようだ。大学院生からは、メールが3件。ガールフレンドからメールが1通。近年になく、さみしい誕生日の夜である。


メルボルンに移動する前に、シドニー郊外で二軒、ワイルドフラワーの生産者を訪問した。二軒目のところでは、わたしたちのために、BBQパーティーを催していただいた。4WD3台でたどり着いたユーカリの林の中。断崖絶壁から太平洋を見下ろす高台(標高600M)で、バイオリンの演奏つきのBBQ。バイオリン奏者は、キングプロティア生産者のベンのお父さん。70歳をとうに越えている。

 BBQでは、ソーセージの肉のスペシャルとして、最後に、オーストラリアクロコダイル(鰐肉)がサーブされた。うすく塩を振って焼いた肉は、チキンに似ているが、肉質はそれよりもやや固い。おいしい!
うまいので、みなさん喜んでかぶりついていたが、ひとりだけ、鰐の肉から顔を背けたひとがいた。JFMA専務理事の松島さん。
 昨年1月、エチオピアからケニアに向かう途中、獣レストランで食したワニ肉にあたって、七転八倒に苦しみもがいた。おいしいからと、わたしたちがいくら鰐肉をすすめても、まったく手をださなかった。本人いわく、決定的なトラウマ。広島のはなやさん、坪原さんとわたしは、スーパーで、オーストラリアクロコダイルの真空パックを買って帰ることに。みなさん、お楽しみに。

 明日は、船でタズマニアに渡る。「THE SPIRIT OF TASMANIA」。ダベンポートまで深夜航路。船上パーティーが楽しみに。