10月8日から山形新幹線つばさ号の車内などで季節限定で販売されていた「大地の恵み 山形プレミアム弁当2011年秋」が、11月30日をもって終売になった。残念ながら、芋煮に使用する山形産の芋がなくなってしまったからである。8週間で累計1万本が売れた。金額にして1200万円である。
松川弁当店から、販売データが送られてきたので、公表することにしたい。コラボレーションをした法政大学にも、ご報告したいと思っている。わたしが知る限りでは、学生と中小企業が協力して開発したお弁当で、これほどの実績を残したプロジェクトはないと思っている。
10月初旬の駅弁大会に始まり、二週目以降は、8箇所で販売してきた。一日も途切れることなく、「大地の恵 山形プレミアム弁当」は、新幹線で東京駅まで運ばれてきた。わたしも、旅行の度に、東京駅の駅弁やで、プレミアム弁当(1200円)を買い続けてきた。
友人や学生のご家族らが、購買に貢献してくれた。味や売れ方のヒントもいただきてきた。その結果が、販売実績につながっている。データを紹介したい。
大地の恵み山形プレミアム弁当2011年秋
10月納品数一覧
営業所 販売場所 合計
NRE東京 東京駅弁大会 600
NRE東京 旨囲門 1470
NRE東京 列車内 108
NRE山形 売店 255
NRE山形 駅弁・新幹線グッズ祭り 220
NRE山形 列車内 1403
NRE大宮 大宮駅 206
NRE上野 上野駅 181
NRE外商部 35
米沢(自社)松川弁当店 123
合計 4601
11月納品数一覧
営業所 販売場所 合計
NRE東京 東京駅弁大会 325
NRE東京 旨囲門 1380
NRE東京 列車内 196
NRE山形 売店 300
NRE山形 駅弁・新幹線グッズ祭り 225
NRE山形 列車内 2508
NRE大宮 大宮駅 250
NRE上野上野駅 136
NRE新潟 駅弁まつり 70
米沢(自社)松川弁当店 158
合計 5548
2か月間の合計が、10149本である。金額にして、約1200万円である。こうしてみると、山形新幹線での車内販売の比率が高かったことがわかる。列車内では、とくに後半に入ってからは、コンスタントに売れたようだった。二番目は、東京駅構内である。わたしも「旨囲門」には何度も通っている。
コラボ弁当の開発期間は短かった。それにしては、大成功だったと言えるだろう。来年の春には、期間限定の次回作が予定されている。学生たちにもプレッシャーがかかる。松川弁当店の林社長も、「2012年春」の製作は思案のしどころである。
なお、わたしとしては、年間を通して売れる弁当の定番品も開発してほしい。もっと斬新なアイデアをひねり出してもらいたい。それには、もっと長い時間と準備を必要とするのだろう。