大学院・ポスターセッション、中間報告会開始(11月3日~6日)

 本日(3日)は、文化の日である。10年前から、GRCのメンバーと群馬県民マラソンを走ってきた。ところが、専攻主任に就任した昨年から、大学院の学年暦を変えてしまった。大学院教授でいる限りは、永遠にこの日、マラソンが走れなくなった。自業自得である。

 本日は、ポスターセッションである。在校生で卒業予定の学生55人は、A,B二組に分かれている。宝塚歌劇団の「月組」「雪組」のようなものだ。明日から始まる公演(発表プレゼン、ひとり30分)は、ダブルトラックである。Aチームの指導教員(観客)は、Bチームの発表(公演)が見られない。
 そこで、発表前日の3日(本日)、Bチームの学生のプレゼンを、Aチームの教員がポスター前で質問する機会を設けることにした。
 昨年から、公式的にはじめたシステムである。強制力がない形では、数年前からこの制度を採用している。理科系の学会で行われている慣行を、本学も採用したものだ。逆のBチームの教員は、Aチームの学生を見ることになる。

 10時からはじまるポスターセッションでは、教員ひとりが10分程度を対応する。一日で25~30人をみることになる。
 本当は、経験上は、先生たちもグループで回ったほうが効率がよい。学生も教員も、一日が終わるとへとへとになるからである。
 そして、4日(金)と6日(日)は、今度は、自分が所属しているチーム(グループ)の学生たちのプレゼンを評価する。こちらは、従来からの方式である。まる3日間、それぞれ約6時間、学生たちの評価のために終日働くわけだ。

 専門職大学院に移籍してからは、入試も発表プレゼン評価の回数が多くなった。休日出勤も少なくない。ただし、しばしば思うのは、60~80人程度のスクールの心地よさについてである。
 小規模のスクールなので、学生の働きぶりや考え方が実によく見える。先生と学生の距離が気持ちのよいぎりぎりが、在校生(収容定員)80人である。
 これ以上に人気が出てきたら、コース制にせざるを得ないだろう。たとえばだが、中小企業診断士のコース(昼夜間)を併設するとなると、別途に教育することが必要になる。この大学では、一般入試の学生との交流に意味がある。そうでなくなればそうなったで、教育指導に問題が出てきそうだ。
 頭が痛いのだが、いまのところは、入学志願者と教育チームのバランスがよく取れている。

 お知らせである。
 イノマネ大学院(法政大学専門職大学院IM専攻)のHPが、一昨日(11月1日)からリニューアルされている。
 WEBの更改では、ずいぶんと苦労してきた。スクール長の在任期間中に、ぜひともやって終えておきたいことだった。事情があって、思ったようには、きれいに仕上げることができていない。
 でも、まあ、古いままのHPよりは、まだましだろう(笑い)。新しい「青空バージョン」を、ごらんになってみてください。