昨日午後に、国際セミナーがあった。スイスから、ミグロ(生協スーパー)のシニアバイヤーのニコルさん、オランダからフラワーウォッチ代表のユルンさんをお招きした。店づくりと花の品質管理がテーマだった。
JFMA会員など、全部で103名の参加申込ががあった。事前に申し込まないで、当日参加者もいたので、全体では、110名を越えていたのではないだろうか?これまででほぼ最多の参加者だった。
大震災後のたいへんなこの時期に、北は北海道から南は沖縄まで、被災地の仙台(東園生花の高橋さん、おきたま農協などからも)、地方からの参加者が20名近くいた。
後半は、海外からの招待者を交えて、震災後の花業界について、パネルディスカッションをおことなった。日本人のパネラーは、札幌から花佳の薄木さん、福島から昭和花きの菅家さん、大田花きで福島出身の宍戸さんの3名。わたしも秋田出身である。パネラーが全員、被災地の北国に縁のあるひとたちだった。
コーディネーターのわたしから提示したテーマは、
1、震災のときどのように感じて、どのように動いたのか。業界の動きは?
2、消費者は変わったか、花の役割は?
3、取引関係に変化はあったのか?実際は?
4、エネルギー制約がある環境下で、わたしたちはどのように行動するべきか、
であった。
最後に、銀座スズフロ、鈴木昭会長から、いまの花業界についてコメントがあった。
約100年前、関東大震災のときに、いまのせりのシステムがはじまった。新しいことは、大きな試練のときにはじまる。