朝から、千葉幕張メッセ会場の周辺は、たたき付けるような激しい雨に見舞われた。9時半の会場が不安だった。オランダも不景気で、展示会の規模が半減。前夜に見た出展会場の熱気は、いつもほどではなかった。ような気がした。
しかし、幕を開けて見れば、小売りや農家のみなさんは、この雨でしごとをあきらめて会場にたくさん来ているようだった。公式発表はなされなかったが、来場者の数は昨年並みと見ている。まずはホッとしている。エクステリア部分のほうはまだ見ていないが、ガーデン、フラワーのフロアーは、適度に賑わっている。
私自身の一時間セミナーは、60人くらいの聴衆だった。最近では聴衆は最多の人数である。午前いちばんで聞いた、京都プーゼの浦澤奈美先生の講演もひとの入りは悪くなかった。同じ時間帯に、青山フラワーマーケットの井上社長が講演をしていたから、かなり人気だったことになる。
大きな出展者の数社が、さまざまな事情から、今年は出展を取やめている。景気回復で、来年は再度戻ってくるだろうとみているが。わたしが短い時間でまわった範囲では、入口付近のミヨシ種苗さん、やや奥にある加工ゾーンの、インパックさんのブースが、圧巻だった。本日以降、メッ会場を訪れるかたは、ぜひご覧いただきたい。生きた商談がなされている。そして、展示の仕方も見ていただきたい。
本日は、木曜日。せりがおやすみである。あいにくの雨だが、全国各地から、市場関係者、生産者団体が来場するはずである。この展示会は、派手はでしさが消えて、実質が伴ってきた気がする。